『天に守護され、運命が好転するスピリチュアル』
[著]洪正幸
[発行]PHP研究所
人間がこの世に生まれて不幸に陥る主な原因として、何があるでしょうか。
仏教を元に考えてみましょう。
お釈迦様は、人間が逃れられない苦しみを「四苦八苦」と教えています。
「四苦」は生・老・病・死です。それは、この世に生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病気になる苦しみ、死ぬ苦しみのことです。
さらに、愛別離苦(愛する者と別れる苦しみ)、怨憎会苦(憎らしい者と出会う苦しみ)、求不得苦(求める物が得られない苦しみ)、五蘊盛苦(肉体に伴う煩悩の活動が盛んな苦しみ)の四つを足して「八苦」と分類しています。