読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1239244
0
自分に目覚める スピリチュアル旅へ 聖地巡礼、魂の故郷を訪ねて
2
0
0
0
0
0
0
生き方・教養
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
iv 修行の旅へ

『自分に目覚める スピリチュアル旅へ 聖地巡礼、魂の故郷を訪ねて』
[著]山川亜希子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:24分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


インド




 インドは精神性の高いスピリチュアルな国だと言われています。仏教が生まれた国であり、人々は敬虔なヒンズー教徒がほとんどであり、多くのグル(導師)がインド人だけでなく、欧米人からも崇拝されています。ニューエイジと呼ばれる新しい平和と愛に根ざした意識が欧米に目覚め始めたのは、インドのグルたちの瞑想や、「全ては一つであり、この世界は人間のマインドが作り出した幻想である」という彼らの思想に影響を受けたことが大きいと言われています。


 私たちがシャーリー・マクレーンの本を翻訳する前から、日本でも、有名なグル、Oshoに弟子入りする人たちや、その他のグルに傾倒する人たちがかなりいたようですが、当時の私たちはそのような話を聞いたこともありませんでした。そうした本とは縁のないまったく別の世界に住んでいたのです。しかし、1990年頃になると、私たちもインドの話をいろいろ耳にし始め、周りにも、インドに修行に行く人が現れ始めました。


 そんな様子を見ても、私たちはインドになんの興味も湧かず、縁もなく、みんなインドに行くなんて勇気があるなあ、と思って横目で見ているだけでした。そして「インドは神聖で霊性豊かな国なので、私たちはまだそこに行けるまで成長していないようだ」「インドとはどうもご縁がなくて」などと言っていました。


 でも実はシャーリーの本を訳して間もなく、SKYヨガという瞑想に出合っていました。シンプリファイド・クンダリーニ・ヨガ、その頭文字を取ってSKYヨガ(スカイヨガ)と称しているヨガでした。インドの成功した実業家であるベサチリ師が生み出したヨガですが、1986年頃、彼が来日して少数の人に伝えてくれました。私たちも誘われて彼のクラスに出て、チャクラを一つずつ開けていくシャクティを受け、瞑想とその準備のための体操を習いました。


 そのクラスに参加していた時、チェルノブイリの原発事故が起こりました。当時のソ連政府はこの事故をしばらく世界には知らせずに(いん)(ぺい)していました。ところがクラスにいた一人のサイキックな女性が、この事故を察知して私たちに話してくれました。原発事故も本当に驚きましたが、彼女の超能力にもびっくりしたのを今でも覚えています。その時が、私が本格的なインドの瞑想やクンダリーニという言葉に出合った初めての体験だったと思います。


 でもその後、夫が大病を(わずら)い、私たちはSKYヨガのことをすっかり忘れていました。5年ほどたってから、その時に習った呼吸法をかねた準備体操がとても気持ちいいので、近所に住む友達で集まってひと月に1回、一緒にこの体操をすることにしました。25年後の今も続いている体操会です。



インド、インド




 さて、インドにはなかなか招かれないなあ、とずっと思っていた私たちですが、やっと2003年に初めてインドの土を踏みました。ピースボートに乗って世界一周する途中で、インド南部のコーチン(現在はコーチ)に船が寄港したからです。朝、コーチン港に着岸し、翌日の夜に出発する短い滞在でした。


 コーチンの付近は、川や水路が網の目のように発達していて、水郷地帯として有名です。夫と私は豪華リゾートホテルまで船で水郷を行き、そこに1泊するツアーに参加しました。水路は水もきれいで自然豊かです。時々村の中を通るとすぐそばに人々の住まいがあって、洗濯物が干してあったり、子どもたちが遊んだりしていました。インドっていいところだなあ、とうっとりして短い船旅を楽しみました。


 到着したリゾートホテルは少し暗い感じの場所でしたが、清潔で気持ち良く過ごせました。そこも私のそれまでのインドの印象とは違いました。つまり、私の想像よりもずっと近代的で清潔だったのです。その翌日、ホテルの周辺を散歩していると、向こうに水田が見えました。そこでは色とりどりのサリーを着た女の人たちが田植えをしていました。絵になる、なんて思ってしまいました。つまり、この時はインドに初上陸したとはいえ、インドを体験したとは言えませんでした。


 このピースボートの世界クルーズは、約100日かけて世界一周をするのですが、私たちが初参加した時、東京からコーチンまで、インドの呼吸法の先生が乗船していました。そして、特別に呼吸法のクラスを作って希望者に教えてくれたのです。

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:10155文字/本文:11965文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次