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「甘え」の心理
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生き方・教養
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8 愛の別れには何もいわない方がいい

『「甘え」の心理』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


読了目安時間:10分
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───「流れの変化」に耐える心理


失恋で変わる二人の世界


 今まで生きることに喜びを感じていても、対象喪失によって、自分を見失う時がある。──例えば失恋。

 それまでは、何をしたらよいかわかっていた。自分は何のために努力するのかもわかっていた。努力することには意味があった。向上心に燃えていた。明日は希望があった。目標もあった。予想される困難に立ち向かう意欲があった。そのすべてを支えていたのは、あの人への“熱い思い”であった。

 しかし、その人は今、去っていってしまった。となると、自分を見失う。一体、何のために自分は努力しなければならないのか、立派な人間になることに何の意味があるのか、すべてのことが無意味に思えてくる。憂鬱がその人をおおう。気分は限りなく沈下する。

 友達といても前ほど楽しくはない。そんな時は、「飲もう、今日はもう飲むぞ、許してくれ、今日は飲むんだ……」と、酒の中で別れた人を忘れようとする。気分が沈んでいく中で、酒と性の快楽におぼれこむ。もはや適度に飲むことはできない。快楽をコントロールすることができない。飲みすぎる。性におぼれようとする。性と酒におぼれながらも、かつてのような気分の高揚はない。あの晴れやかな高揚は、どこかへ行ってしまう。
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