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「体を温める漢方」で不調を治す
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はじめに

『「体を温める漢方」で不調を治す』
[監修]石原結實 [著]石原新菜 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
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 普段、クリニックで診察をしていると「水はたくさん飲まなければならない!」と思い込んでいる患者さんが多くいることにびっくりします。

 問診で「水分は摂る方ですか? あまり摂らない方ですか?」と患者さんに尋ねると、「できるだけたくさん摂るようにしています!」と自信満々の答えが返ってきます。クリニックを受診された患者さん全員に当てはまるわけではありませんが、患者さんの訴える体調不良の原因は、この「水分の摂りすぎ」が原因であることがとても多いのです。

 詳しくは、のちほどご説明しますが、水分を摂りすぎて、余分な水が体に溜まった状態を「水毒」といいます。
「水毒」の症状としては、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、耳閉感、ふわーっとした感じ、外を見るとまぶしい、動悸、息苦しい、不安、不眠、多汗(寝汗を含む)、便秘・下痢、頻尿(夜間頻尿も含む)・乏尿、むくみ、水太り、胃下垂、冷え性などがあげられます。

 また「水毒」が引き起こす病気としては、メニエール病、緑内障、逆流性食道炎、アレルギー性疾患(鼻炎、結膜炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、湿疹など)、卵巣のう腫、うつ病、不安神経症、パニック障害、更年期障害、自律神経失調症などがあります。

 加えて体に溜まった水分によって体が冷えれば、全身の血流が悪くなるので、「(おけつ)」を引き起こします。こちらも詳しくは、のちほどご説明しますが、口臭、口内炎、鼻血、歯茎からの出血、痔(切れ痔・イボ痔)、静脈瘤、不正出血、生理痛、生理不順、生理過多、子宮筋腫、不妊、あざができやすい、足は冷えるのに上半身ばかり熱い(冷えのぼせ)などの症状や、糖尿病や高脂血症などの代謝異常、リウマチや潰瘍性大腸炎などの自己免疫性疾患、がんも「体の冷え」から起こる「血」が大きく関係しているのです。

 東洋医学では昔から余分な水分が体の不調を引き起こすという考え方がありました。水分は人間が生きていく上で必要不可欠なものですが、植物に水をあげすぎると根腐れを起こすように、人間にとっても多くなりすぎるのはよくありません。

 私たち人間も動物です。立派な本能がそなわっています。「のどが乾いたら飲む」「お腹が空いたら食べる」というように体の声に耳を傾けることが健康維持のためにもっとも大切なことなのです。

 いろいろな情報に(まど)わされて本能の声を無視しているのは人間だけです。そして、多くの情報を得ることができる人間だけが皮肉にもこんなにたくさんの病気をしているのです。

 まず「水分をたくさん摂らなければならない」という考えをやめて、汗や尿で水分をしっかり外に出してから水分を摂る、ご自分の体の声に耳を傾けて水分を摂るようにしてみてください。きっと先にあげた症状がかなり改善されるはずです。

 本書では、多くの不調の原因である「水分の摂りすぎ」と「体の冷え」を改善させる漢方薬と生活習慣を紹介しています。ご自分の症状にあった項目を読んで頂き、ぜひ実践してみて下さい。

 この本が、ご自身の本能の声に耳を傾けるきっかけとなれば幸いです。


 二〇一〇年十一月
石原新菜 
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