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「体を温める漢方」で不調を治す
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第2章 漢方医学の考え方

『「体を温める漢方」で不調を治す』
[監修]石原結實 [著]石原新菜 [発行]PHP研究所


読了目安時間:16分
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体のバランスを保つ「気・血・水」


 先に述べたように、東洋医学が最も得意とするのは「未病」の改善です。

 日本で一番普及している東洋医学は漢方医学なので、ここから先は東洋医学の中の漢方医学の話をしたいと思います。漢方医学では、西洋医学のように検査結果から病気を診断したり、その原因を臓器別にとらえたりはしません。漢方医学では体調不良や病気は、体内を流れている「気・血・水」の異常によって起こると考え、その治療は、体全体のバランスを元に戻す方法を選択します

 ここからは、気・血・水をもとにさまざまな「未病」を簡単に見ていきたいと思います。


 ・・・気の異常・・・
「気」は目には見えないが、体を巡って全身に働きかけるものです。
「血」の流れも「水」の流れも「気」が調節しています。東洋医学では、「気」の流れが滞れば全身のさまざまな機能に障害をきたすと考えるので、「気」が最も大切なものなのです
「気」の流れが悪くなれば、気が滞る「気滞(気鬱)」、気が上半身に逆流する「気逆(きぎやく)()上衝(じようしよう))」、気力がなくなれば「気虚(ききよ)」という状態になります。

気滞(気鬱)

 気滞(気鬱)の主な症状

 ・のどに何かつまっているような感じがある

 ・せき払いが多い

 ・息を深く吸えない

 ・胸が苦しい

 ・頭が重い

 ・憂鬱な気分が続く

 ・全身がだるい

 ・やる気がでない(無気力)

 ・眠れない


 気滞(気鬱)は、体のあちこちに気が停滞している状態なので、「つかえた感じ」や「重い感じ」が生じます。このような状態には、シソや生姜が効きます。

 漢方では、シソや生姜は「気剤」と言って、「気」を開いて気の巡りをよくする作用があるので気滞(気鬱)の状態に効くのです。気滞(気鬱)に処方する漢方薬は、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)香蘇散(こうそさん)です。

気逆(気の上衝)

 気逆の主な症状

 ・のぼせ

 ・イライラ

 ・動悸

 ・頭痛

 ・ソワソワする焦燥感

 ・不安感


 気逆は、気が上半身に集まった状態です。上半身にばかり気と血が集まっているので、下半身の血の流れは悪くなり、下半身が冷えます。

 右のような症状を並べると、西洋医学では「パニック障害」や「自律神経失調症」と診断され、心療内科や精神科に回されてしまいますが、漢方では簡単!

 上半身に気が集まった状態なのですから、「気」を下ろすために全身の気・血・水の流れをよくすればいいのです。下半身に気・血・水を下ろすために、よく歩いたり、下半身の筋肉運動、足温浴などをすることもいいですし、シナモン(桂枝)には全身の血行をよくする作用があるので、シナモンを活用するのもいいでしょう。

 気逆に処方する漢方薬は、加味逍遥散(かみしようようさん)桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゆうこつぼれいとう)柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゆうこつぼれいとう)です。
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