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(2021/11/26 追記)

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[改訂新版]松下幸之助 成功の金言365 運命を生かす
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ルポ・エッセイ
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11月 人間を考える

『[改訂新版]松下幸之助 成功の金言365 運命を生かす』
[著]松下幸之助 [編]PHP研究所 [発行]PHP研究所


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11月1日 運のある人もない人も

運のある人だけでなく、運のない人も必要。

両方がいて、人間生活が成り立っている。



 世間で俗にいう運のある人、運のない人、これはどちらも必要なんですよ。みんな運のない人ばかりでも、またみんな運のある人ばかりでも困るんです。それでは人間生活が成り立たない。


 例えば芝居を見てごらんなさい。舞台で堂々と立ち回る人もいれば、縁の下で働いている人もいる。そのどちらも必要なんです。そうでなければ芝居はできんのです。芝居の必要性からいえば、千両役者も舞台を回す人も、どちらも同じ仕事をしていることになる。


 舞台を回す人がいなければ、千両役者が千両役者になれないのです。だから、運のいいやつは得だなあ、と思うことはあさはかで、運のある人で成功した人も、その運命に従っているわけだし、運の悪い人も自分の運命に従っているわけです。大きく見ると、どちらも必要なんです。だから運のいい人だけを尊敬し、運のない人を尊敬しないというのは間違っている。舞台裏で働いている人も千両役者も、同じように尊敬しなければいけない。

『松下幸之助発言集19


11月2日 白銅の五銭玉

人間の心とは妙なもの。きっかけ一つで

寂しさや悲しさが吹きとんでしまう。



 奉公に出てから半月ほどたつと、給料というか小遣いというか、親方から五銭玉をもらった。ピカピカに光った白銅の五銭玉である。私は驚いた。家にいる時には、毎日学校から帰ってくると、母から一文銭をもらってアメ玉二つを買って食べていた。五銭というと、その一文銭五十枚分である。そんなまとまった金をもらったことなどもちろんなかった。だから生まれて初めてもらった五銭玉である。私は(うれ)しくなった。もらった五銭玉を手のひらにのせて、じっくりと眺めた。“ほほう、ずいぶんたくさんもらえるのだな”というのが実感である。しかもこれを月に二度もらえるという。(でっ)()奉公をするのは、まことに(さび)しいけれども、しかし、ここでこうやって奉公しておれば、五銭玉がもらえる。これは、そう悪くはない、(まん)(ざら)でもないという気が、知らず()らず()いてきたのではないかと思う。


 というのは、その五銭玉をもらった日から、不思議なことに夜寝る時になっても涙が出てこなくなったからである。人間の心というものは、まことに妙なものである。初めての五銭玉の威力によって、寂しさや悲しさが吹きとんでしまった。そして、新しい気持ちでまた奉公に励む、ということになっていったのである。

『人を活かす経営』


11月3日 習性は第二の天性

勤勉努力という習性が身につく環境に、

青年期から身をおくことが大切である。



 私が考えるのに、(こん)(にち)実社会を見ると、やはり、勤勉努力がなされている。商売人といわず、商店といわず、会社といわず、勤勉努力するところがやはり伸びている。言葉の上では、勤勉努力というようなことは、あまりいわないけれども、実際の社会は勤勉努力によって動いているし、そういうことによって、皆、伸びている。そうなると、やはり今の若い人たちにも、勤勉努力を説かなければならぬという感じが起こってくる。


 さらに考えると、私はやはり、習慣、習性というものが、人間が生きていく上に非常に大切だと思う。習性は第二の天性といわれる。それほど強い力をもっている。だからよい習性を身につけることが非常に大事だと思う。よい習性を身につけずして、(なま)け者というか、よくない習性が身についてしまったら、途中からこれを直そうとしても、なかなか難しい。そうしてみると、青年のうちに勤勉努力、奮闘努力というよい習性のつく環境に身をおくことが、何といっても大切だと思う。

『仕事の夢 暮しの夢』


11月4日 雅量に富む人、薄い人

提案を用いることができない人は発展しない。

絶えず相談し、力を借りる人は成果をあげる。



 一人の意志で決めたことには欠点が多い。それを「こういうふうにやりたいと思うので、これをやらないといかんと思うんだが、しかし、諸君の考えはどうか」と聞く。それにはいい提案もあれば悪い提案もある。悪い提案は除かないといかん。しかしいい提案であっても、これを用いるだけの()(りょう)というか、そういう心がまえの薄い人は、自らは非常に意志の力をもって偉い人でありながら、結論としては成功しない、発展しない。反対に、意志の力は強いが、()(ちゃ)()(ちゃ)に頭がよくて見事にやるわけでもない、絶えず人と相談して、よその力を借りているという人は、案外大きな仕事をし、社内であっても非常に成果をあげていくということがある。


 それは一人ではやらない。遂行するという意志の力はむろんもっているけれど、それがためになお一層多くの人に協力してもらう。何とかしてこれをやりたい、やらなければならんと思うだけに、なお多くの人から力を貸してもらうという態度をとる人と、これがいちばんいいんだ、俺の賢い頭で考えたんだ、これをやれ、という人と(ふた)(いろ)あるわけですな。それが非常に極端であるか、極端でないかということで、その(あいだ)には(いく)(いろ)もありますがね。

『松下幸之助発言集25


11月5日 サービスは社会を潤す

サービスは人に喜びを与える正しい礼儀。

人、店、会社、国に潤いをもたらす。



 特に、(こん)(にち)(うるお)いが(とぼ)しくなってきましたからな。サービス精神という潤滑油が、もっと求められてもいい時代じゃないですか。

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