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パーソナルな神話 前世回帰の現場から
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生き方・教養
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神と性について あるいは 普通の美しさ

『パーソナルな神話 前世回帰の現場から』
[著]松本東洋 [発行]PHP研究所


読了目安時間:19分
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〔平尾勉氏の誕生にまつわる平凡な個人史〕



 ハル氏がヒプノシスの技法を習得して以来、1対1の個人セッションの相手になってくれたのはすべて女性であった。そろそろ男性とのセッションをしてみたいと考えていたら、平尾勉氏が現れた。


 平尾氏はサラリーマンである。社員がタフに働くことで有名な関西系家電メーカーに勤めている。しかし、平尾氏に企業戦士というイメージはまったく無い。博物館か気象庁あたりに勤めている人のように見える。おだやかで柔らかい雰囲気を持つ46歳の紳士である。


 会って話をすると、利潤追求の作業には不向きなタイプであることは、すぐに判る。

若い頃は牧師になりたいと思っていましたね。しかし、自分が聖職者になるということが高望みに思えまして、サラリーマンになりました。


 ええ、私はサラリーマンには向いていないと思います。日本経済新聞は読みませんし、ゴルフもマージャンもカラオケもやりません。クルマのことも知りませんし、海外旅行に行くのも億劫です。プロ野球は、日本に何チームあるのかも知りません。巨人軍というのは、体の大きな人を集めているチームかと最近まで思っていました。


 私は今、エア・コンの販売に携わっているのですが、私自身はエア・コンが好きでなく自宅には入れていません。あれは体に良くないですね」


 ──これはもう徹底的に向いていない。会社としても困ってしまうと思う。そのせいかどうか、周期的に躁鬱症の傾向が出るとのことで、個人セッションを希望された。


 平尾氏と話し合い、とりあえず「平尾勉氏の誕生にまつわる個人史」を順序良く追ってみることにした。結果は次のようなものであった。


受胎の瞬間

─光が明るいです。きれいなブルーの光ですね。その光の中に吸い込まれて行く、吸い込まれて行く……早いですよ、(あらが)いがたい力です、ふう。……どこだか判りませんが、どこかに落ち着きました。

胎内

─僕は6カ月目の胎児ですね。ふぁーっとした感じで、いい気分です。自分が、いずれ人間に生まれるという自覚は、なんとなくありますね。

9カ月目

─さっきより自分の体が大きくなった感じがするな。前よりは居心地は悪いです。ちょっと肩のあたりが窮屈だし……僕は今、あまり機嫌良くないですよ。でも、生まれてやろう! という気持ちはあります。生まれることへの不安は無いですね。

生まれる直前へ

─ふあふあした感じは、もう全然無いですね。(生まれてやろう!)という気持ちも前のほうが強くありました。ただ(もうすぐだ、もうすぐだ)とだけ思っています。

誕生直後

─明るいですね。さっぱりしています。こっちのほうが、お腹の中より居心地良いです。お母さんはそばにいます。僕は、お袋に感謝していますね。生んでくれてありがとう、という気持ちです。やっぱり自分が生まれてきて良かったと思っているみたいですね。


 親父? 親父は、近くにいないですね。

父親から強い印象を受けた時

─ここはね、お店の中です。親父のお店で、親父と二人きりでいます。(彼の父は、呉服店を営まれていた)


 僕は2歳だと思う。親父は「漠然とした大きな心で僕を包み込んでいる」──そんな感じです。僕のほうは、親父にただすがり付いているだけですね。ええ、僕は安心し切っています。


現在の平尾氏に影響を与えている幼時体験

─………これは、言いたくないな。あんまり幼くないんです。性的なことです。

・では、言わないままにしておきましょう。そして、その場面が現在のあなたの人生に影響を与えていることだけを心に止めておきましょう。

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