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「つまらない大人」にはなるな!
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生き方・教養
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男は死ぬまで働くべきではないか

『「つまらない大人」にはなるな!』
[著]川北義則 [発行]PHP研究所


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 私の辞書には「定年」という言葉はない。

 男の厄年(やくどし)である四十二歳で会社を辞め、独立してからずっと働き通しである。独立などといえば何となくカッコいいが、要は失業者になっただけだ。幸い、ほどなくプロデュースした本がヒットし、以来、三度の飯に困ることも家族を路頭に迷わすこともなく生きてきた。

 それまでは当たり前と思っていた会社を離れてみるとわかることだが、独立して金を稼ぐということの厳しさはサラリーマン生活とは比較にならない。極端にいえば、大した仕事をしなくても一カ月経てば給料が振り込まれる生活を竹刀での練習試合だとすれば、独立してからの生活は生きるか死ぬかの真剣勝負といっていいほどだ。そうやって生きてきたのだ。

 だから、いまでも私は仕事が楽しくて仕方がない。

 いま現役で働いている人はもちろん、定年になっても仕事がある人は一生仕事をすべきだと私は思う。働いて働いて、そしてバタッと倒れて死ぬなら、男として本望ではないだろうか。男はいくつになっても働くべきだ。

 五十代、六十代、七十代になっても男は仕事である。そんな生き方をしていれば、電車のなかで携帯のゲームに夢中になっていたり、何よりも遊ぶことを優先する若いヤツらに、負けるものではない。

 なぜ、男はそういう生き方をしなければならないのか。それは男にとって、妻、子供、親を庇護(ひご)するのが役目だからである。仕事をして稼いでいなければ、それも不可能だ。

 だが、それだけではもの足りないのも事実である。働いたぶん誰かに認めてもらいたい。家族はもちろんだが、第三者にも働く自分を「ステキ!」と思ってもらいたいのだ。そう、働く男の原動力は、ズバリ、女性なのである。

 誤解や批判を恐れずにあえていえば、男はいくつになっても女性とのつきあいを忘れてはいけない。仕事で稼げばお金が入る。そのお金を使ってでも若い女性とつきあえば若さを保てる。

 しかも、最近では若い男たちの幼児化が進んでいるせいか、「若い男では頼りない」とオジサマ族が好きな若い女性も少なくない。

 オジサマ族が若い女性とつきあう場合、デートでお金を払うのは男のほうに決まっている。そこは経験と投下資本の差。オジサマ族は美味い料理屋、洒落たレストラン、(いき)なバーを知っている。「ラブホテルで割り勘」などということは間違ってもない。それが、同世代の男ではもの足りない若い女性の気持ちを引きつけているようだ。

 私は若いころから女性とデートするときの費用は、すべて男が払うものと決めていた。そのために一生懸命働いた。アルバイトにも精を出した。

 正直なところ、それが私の仕事に励む第一のモチベーションだったといってもいい。若いころなら女の子とデートするために稼ぐことが、仕事の原動力ということもある。それはそれでいい。稼げなければ、「手酌」でも仕方がない。デート代を女性に支払わせるより(いさぎよ)いではないか。

 男子たるもの、一生働いて、余裕をもって妻子を生活させるが恩には着せず、女性を大切にして遊ぶために働き続ける。そして死んでいく。単純明快、これでいいではないか。
「男は損な役回り」と嘆くか、「これぞ本望」と肝に銘ずるか……。私は断然、後者を選ぶ。私はそうやって生きてきた。
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