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(2021/11/26 追記)

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「神社と神さま」がよくわかる本
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生き方・教養
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第6章 神社の開運御利益ガイド

『「神社と神さま」がよくわかる本』
[著]島崎晋 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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絵馬(えま)
どんな風習によってはじまったのか



 受験の季節になると、多くの神社が絵馬を奉納する参拝客であふれかえる。絵馬とは山形五角形をした木の板に、さまざまな絵の描かれたものだが、いったいこの風習は何にはじまるのか。そもそも縄文・弥生時代の日本にはまだ馬がいなかった。馬があらわれるのは古墳時代のことである。いろいろな用途に役立つ貴重な存在ゆえ、早くから神聖なものと目されていた。

 神に願い事をするとき奉納するものは、貴重であれば貴重であるほどよい。こうした考え方から、当初は神社に馬を奉納するということがおこなわれていた。もちろん、馬は高価なものだから、それを奉納できるのは裕福な者に限られた。

 時代が下り、奈良・平安時代になると、本物ではなく、土製や木製の馬の像、もしくは馬の絵が奉納されるのが普通になった。鎌倉時代になると、馬以外の絵も描かれるようになる。さらに江戸時代、町人の時代になると、小絵馬と呼ばれるものが大流行した。現在の絵馬は江戸時代の小絵馬を受け継いだものになる。


お札、お守り
有効期限はいつまでか



 たいていの神社ではお札、お守りを発行している。お札は正しくは神札、神符といい、お守りは守札という。どちらも神主(かんぬし)により神前でお(はら)いがなされている。つまり、神の分霊ということだ。

 しかし、この分霊には有効期限がある。願いが成就するまでか、もしくは一年と決められている。特別な祈を受けたのでなければ、有効期限は一年で、新しい年がきたら、古いお札、お守りは、それらを求めた神社に納めなければならない。どうしても都合がつかなければ、別の神社でもかまわないが。古くなったお札、お守りは一月十五日に、まとめて燃やされる。これを「お焚きあげ」と呼んでいる。

 なお、お札の形態は、神の名の書かれたものもあれば、神の姿の描かれたもの、さらには神の使いの描かれたもの、祈願の内容の書かれたもの、それらを組み合わせたものなどさまざまである。神の使いの描かれたお札では、烏の絵の描かれた熊野三山のものがよく知られている。

おみくじ
そのはじまりはいつからか



 おみくじは漢字では御籤、御神籤などと書かれる。運勢や祈願内容の吉凶を神に判断してもらう占いのことをいう。『古事記』には、鹿の骨を焼いて吉凶を判断する太占(ふとたま)と呼ばれる占いは出てくるが、まだおみくじは登場しない。

 実は、おみくじの歴史は意外と新しい。現在のように神社でおみくじが出されるようになったのは、鎌倉時代以降のことといわれている。現代人は大吉が出ようが大凶が出ようがあまり気にしないだろうが、中世においては事情が違った。
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