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これが仏教
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生き方・教養
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仏教とは気がラクになる見方革命

『これが仏教』
[著]ひろさちや [発行]PHP研究所


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楽天家と悲観論者


 京都は知恩院の門前に、泣き爺さんがいたという。この爺さん、一日に一回は空を見上げて、涙を流して泣くそうだ。

 じつは、爺さんには二人の娘があった。長女は傘屋に嫁ぎ、次女は履物(はきもの)屋に嫁に行った。だから、雨が降っていれば、爺さんは、
「きょうは履物が売れぬだろう。履物屋に嫁いだあの娘が、かわいそうだ」

 と泣くのである。そして、晴れた日であれば、
「かわいそうに、こんなに天気が好くては、傘は売れぬだろう。あの娘は苦労しているだろうな……」

 と泣くわけだ。

 そこで、知恩院の和尚さんが、この爺さんに忠告する。
「爺さん、反対に考えるといいんじゃよ。雨が降ったら傘が売れるし、照る日には履物が売れる。いつもにこにことしていればよい」

 さて、爺さん、それでうまく行ったかどうか、結末は伝えられていない。生来の悲観論者であれば、急に楽観論に転じろと言われても無理であろう。まあ、ゆっくりと、少しずつ性格改造をやってのけることだ。

 これとよく似た話が数多くある。なかでも傑作は、次の話である。

 靴屋のセールスマンが二人、アフリカに靴を売りに行った。一人は楽天家で、一人は悲観論者である。

 悲観論者のほうは、アフリカに着いたとたん、本社にこんな電報を打ってきた。
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