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これが仏教
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生き方・教養
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役柄に損得はない。それが仏教的演劇人生

『これが仏教』
[著]ひろさちや [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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人生は演劇である


 人生は、よく舞台に(たと)えられる。
「この世に生きるということは、いわば演劇だ。帳簿をつけるのとはわけがちがう。だから、自分というものに忠実に生きようとすれば、何回も下稽古(げいこ)を積まなくてはならない」

 アメリカの作家、サローヤンのことばである。あるいは、明治時代の教育家の福沢諭吉がこんなふうに言っている。
「人生は芝居のごとし。上手な俳優が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかく、あまり人生を重く見ず、棄て身になって何事も一心になすべし」

 また、イギリスのシェイクスピアの『マクベス』には、こんな名台詞(せりふ)があった。

明日(あした)明日(あした)明日(あした)の日が、
毎日忍び足に()い寄って、
時の記録の最後の(つづ)りまでつづく。
そうしてすべての昨日(きのう)という日は、馬鹿者どもの
塵の死へ行く道を照らした。消えろ、消えろ、短い蝋燭(あかり)
人生は歩く影だ。あわれな役者だ。
舞台の上を自分の時間だけ、のさばり歩いたり、
じれじれしたりするけれども、やがては人に忘られてしまう。
愚人の話のように、声と怒りに充ちてはいるが、
何等の意味もないものだ。(野上豊一郎訳による)


 ところで、人生を芝居に譬えると、ある意味では投げ()りな生き方を推奨(すいしよう)しているように思われそうだ。実際、福沢諭吉にしろシェイクスピアにしろ、彼らのことばにはそんなニュアンスがある。
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