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これが仏教
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生き方・教養
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人はみな、仮面をつけたほとけの子

『これが仏教』
[著]ひろさちや [発行]PHP研究所


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「色即是空」の教え

“美人”の反対語は“不美人”である。そう言っておけば無難だ。叱られないですむ。

 ところが、“美人”の反対語は“ブス”だといえば、たちまちそれは差別用語だ、と叱られる。この“ブス”は一説によると韓国語だそうだ。李寧熙さんの『フシギな日本語』(文藝春秋)に説かれている。だとすると、日本語の“不美人”がよくて韓国語のそれは差別語だというのであろうか。それこそ、韓国語を差別しているのではないか。それにまた、日本語には“醜女(しこめ)”といったことばもあるが、これは使っていいのだろうか。最近は、「差別語、差別語」と、なんだか変に神経をとがらせているが、差別そのものがいけないのであって、ことばの問題ではないと思う。いや、差別をなくす運動をことばの問題にすりかえてしまってはいけない。ことばの問題にすりかえればすりかえるほど、逆に実際の差別はなくならないと思う。わたしにはそう思えてならない。

 それで、以下では“不美人”という語を使ったほうが無難であるのだが、あえてわたしは“ブス”の語を使う。「差別」に対する仏教の考え方をはっきりさせるために、そうしたほうがいいと思うからである。

 さて、仏教では、美人とブスの問題をどう考えるか? いろいろな考え方があるが、基本的には、

 ──「色即是空」──

 と教えている。すべては「空」だ──というのが、あらゆる問題に対する仏教の根本教理なのである。
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