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女は脱力!
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ルポ・エッセイ
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はじめに

『女は脱力!』
[著]松原惇子 [発行]PHP研究所


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 最近の若い女性たちを見ていると、いつからこんなに素敵になったのかしら、と目を疑う。昔は、という言葉を使うと、自分が化石みたいなので使いたくないが、わたしが三十代のころは、町を歩いていても、そんなに素敵な女性を見るのはまれだった。

 しかし、今は、見る人会う人、どの人を見ても、お肌はつるつる、髪の毛はつやつや、スタイルもよく、おまけにファッションセンスも抜群。更に、見た目がステキなだけでなく、みんな仕事をもって働いている。
「いい女だわ!」これは、お世辞でもなんでもなく、わたしの本心である。しかし、外見とは裏腹に、内面はそうでもないと思えるのは、わたしの錯覚だろうか。

 大学を卒業し、会社に就職している女性たち。好きな仕事についている女性たち。男女の差別なく会社員として働いている女性たちは確かに素敵だ。しかし、わたしは、そんな姿を手放しで喜べない。

 確かに、女性が自立して暮らせるだけの収入を得られることは素晴らしいことだと思うが、「本当にその人生でいいの?」と問いたくなる。

 かねてからの女性の念願は、男性と同じように職業をもつことだった。わたしも、「女は家庭、男は仕事」という社会には反発を感じてきたひとりだ。女性も自由に職業をもつべきだし、結婚したくない人はしなくていい。男女の性別に関係なく、自分で稼ぐというのは人としての基本だ。

 一昔前までは、働く女性が今日まで多くなかったこともあり、「キャリアウーマン」とか「ワーキングウーマン」とか呼ばれ、特別な感じがあったが、今は働くのが当たり前になったので、その呼び方に違和感さえ感じる。

 しかし、ここでひとつ問題がある。それは、女性が働くのが当たり前になったということは、裏を返せば、働くことが自分に合わない女性まで働いていることになるからだ。

 本当は家事や育児のほうが向いている人も、会社で働いている。そして、働いている本人も、自分が何に向いているのかわからなくなっている。

 仕事で若い女性に会うたびに、余計なこととは知りつつ「この先ずっと、働き続けるの?」などと聞いてしまうのは、きっと、わたしの直感が働くせいだろう。

 若い時というのは、わけがわからないものだ。「綺麗ね」と年上の人から言われても「ぜんぜん」と思っているし、「将来が楽しみね」といわれても「将来なんかあるのかしら」と内心疑っているものだ。

 自分のことを客観的に見ることができない。それが若い時だ。また、若いというのは、見た目ほど楽しくないものでもある。わたしも例外ではなく、若いころは、なんだかしらないが苦しかった。特に何かあったわけではないのに落ち込んでいた。要するに、わけがわからないのだ。

 ばかと言ってしまえばそれまでだが、どんなに高学歴の女性でも、一皮むけば同じではないだろうか。幸せのレールに乗ったように見える女性でも、内面はそんなに充実していないのではないだろうか。

 思い出すとぞっとする若いときのわたし。
「仕事で頑張るわ」と決めた翌日に「やっぱり結婚だわ」に変わっているカメレオンのような自分。結局、どっちの道を行っても幸せになればいいだけのことなのだが、その幸せの形がわからなかったのだから、どうしようもなかった。

 時代がどんなに進歩しようが、女性は、自分の生き方に迷うもの、と若い女性たちを見ていて思う。

 今の時代のように選択肢がたくさんある時代はなおさらだ。一生独身で働き続けることもできる。仕事をしながら家庭をもつこともできる。仕事を辞めて主婦になることもできる。主婦をしながら起業することもできる。結婚してすぐに離婚することもできる。しかも、昔と違い、あなたがどう生きようが、誰も白い目で見ない。すべてはあなた次第なのである。

 さあ、この辺でちょっと会社のことを忘れ、立ち止まって考えてみませんか。“女は脱力”が大事。肩の力を抜くと、思わぬ自分が見えてきますよ。
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