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女は脱力!
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ルポ・エッセイ
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第2章 働くだけが「女」じゃない

『女は脱力!』
[著]松原惇子 [発行]PHP研究所


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ミスコンテストは女性の味方か

ミスコンテストの何が悪い?


 かつて、ある女性都議会議員が、ミスコンテストは性の商品化だ、と議会で抗議したことがあったが、私にはどうしてもそうは思えない。というのは、私はミスコンテストが大好きだからである。ミスユニバースに始まり、ミスアイスクリーム、ミスみかんに至るまで、とにかく「ミス」と名のつくものはみんな好き。

 ミスコンテストのどこがいけないの。何もいやいや出場しているわけではないのだから。

 ミスコンテストは、女性を男性の目にさらすためにあるわけではない。美しい女性を見ることは男女関係なく楽しいことである。もちろん、いやらしく見ている男性もいるかもしれないが、だからといって、それが性の商品化と結びつくものではない。

 ミスコンテストは男性の楽しみのためにあるのではなく、むしろ女性のために存在しているのではないだろうか。

 ずいぶん前のことだが、たまたまテレビでBBC制作のドキュメント「ミスソビエト」という番組を見たことがある。ソ連(当時)ではじめて行われた美人コンテストのドキュメンタリーフィルム。番組は主催者側の思惑や出場者の女性の気持ちなどを織り込み、地方予選からミスソビエトが決まる瞬間までを見せてくれた。

 その中で大変印象的だったことは、コンテストに応募した女性の動機が皆同じで、しかも強烈だったことである。
「今の生活から抜け出したいのよ。それにはミスコンテストに勝つしかないわ。私たちの国は男女平等という名のもとに、女性も男性と同じ重労働をさせられる。家事、育児は女性にさせておいて、あげくの果てにアル中の夫の世話。そんな何の希望も抱けない生活を送るのはゴメンだわ。ミスコンテストによって、人生を変えたいのよ」

 女性たちの声は、悲鳴にも聞こえた。

 最終審査まで残ったある女性は、水着にならなくてはいけないために泣いていた。彼女は信仰上、人前で肌を見せることが許されていないのだ。しかし、それでも出ざるをえない女心。このチャンスをのがしたら、一生がまんして生きていかなくてはならない。

 ソ連の場合、ミスコンテストは特別の意味が含まれていたわけだが、わが国の場合も、基本的には同じものが流れているような気がする。なぜなら、そのミスコンテストが、どんなにくだらないものでも、それは女性にとって社会進出するうえでの一つの武器になりうるからである。

 ミスコンテストもピンからキリまである。ミスに選ばれたからといって、モデルやカバーガールになれるわけではない。しかし、それでも、一つのタイトルを獲得したことに変わりはない。

 ミスの肩書きは、英検一級やパソコンなどと同じように、その人にとって資格になると私は思う。頭のいい女性が次々上の資格を目指すように、美に自信のある女性は、どんどんミスコンテストに出て、タイトルを狙えばいい。
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