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中国人の考え方が2時間でわかる本
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1 都市への出稼ぎ者は総勢一億人!?

『中国人の考え方が2時間でわかる本』
[著]島崎晋 [発行]PHP研究所


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──都市と農村の平均年収の差は約四倍!

就職も地縁の力

 中国の都市と農村の経済格差はすさまじい。公式の統計によれば、平均年収で四倍の開きがあるという。大都市と農村を比べれば、この差はもっと開くはずだ。

 そのため、多くの農民が農作業を老人や妻子に任せ、都市部に出稼ぎに出かける。あるいは若者男女がこぞって都市部に出稼ぎに出かける。その数たるや総勢一億とも二億ともいわれている。

 春節(しゆんせつ)(旧正月)前後には、彼らがこぞって故郷へ行き帰りするものだから、交通機関は大混雑に陥る。日本から旅行に行く際、この期間は避けたほうがよい。

 出稼ぎ者のなかには都市に定住を望む者もいる。しかし、どの都市も人口の過剰問題に頭を悩ませているものだから、容易なことでは住民登録を受け付けてくれない。それこそ有力なコネが必要になる。

 それにしても都市に出れば必ず仕事にありつけるのだろうか。答えは否である。ありつけない人もいる。仕事は一般の求人広告のほか、地縁によって見つけるのである。仕事にありつけない者には、これまた地縁によって黒社会(マフィア)に身を投じる者も少なくなく、深刻な社会問題になっている。

人口一三億を養うための政策とは?

 農村では誰もが貧しいのかといえば、そんなことはない。農村のなかでも格差がある。改革開放政策の波にいち早く乗って農業で成功を収め、それを資本に第二次産業に転じた者が少なくない。

 また専業農家にも富農と貧農の格差がある。これはもう個人の才覚の問題だが、農村に不協和音をもたらしている。政府は格差の是正が必要なことは承知しているが、有効な対策を打ち出せないのが現状である。

 政府は都市と農村の格差を少しでも埋めるべく、西北部の大開発計画を打ち出している。これまでの開発が沿海部に(かたよ)っていたため、沿海部大都市への人口の「盲流」現象を生んでしまった。

 これを是正するには、内陸部にも産業の一大拠点をつくる必要がある。プラントの建設、外資の誘致、輸送網の建設など、課題は山積みである。しかし、人口一三億を養っていくには、乗り越えていかねばならない問題である。なお「盲流」とは、人口の過剰な移動をさす言葉である。

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