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ビジュアル 目からウロコの世界史
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人類あるところに文明あり

『ビジュアル 目からウロコの世界史』
[著]島崎晋 [発行]PHP研究所


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 いまからおよそ1万年前、人類は小単位の採集生活から農耕・牧畜を糧とする集団生活へ移行をはじめた。規模の違いこそあれ、人類の足跡のあるところすべてで文明が芽生えたのである。なかでも群を抜いて規模の大きなものが、四大文明と呼ばれている。すなわち黄河(中国)文明、インダス文明、ナイル(エジプト)文明、ティグリス=ユーフラテス(メソポタミア)文明のことで、これらはいずれも大河の流域で栄え、農耕を基盤としたものであった。メソポタミアとエジプトはピラミッドを代表とする巨大モニュメントを特徴とするが、この両地域を包括する一帯はオリエントの名で呼ばれることもある。オリエントとはラテン語で「日()ずるところ」を意味し、ローマ人からみて東方世界をさす言葉であった。

 古代オリエントはインダス・中国文明圏にくらべて、諸民族の興亡が激しかった。エジプト諸王朝やヒッタイト、アッシリア、アケメネス朝ペルシアといった大帝国が築かれる一方、イスラエル、ペリシテ、フェニキアなどのように小粒ながら歴史に大きな足跡を残した民族もいる。そのせいか世界のほかの地域にくらべて、異質のもの、新規のものに心が開かれていたように感じられる。アレクサンドロス大王とその後継者たちによってもたらされたヘレニズム文化が受容されたのも、このような精神的土壌に負うところが大きかったのかもしれない。

 文明の誕生から数千年のあいだに、アジア各地では思想・宗教の成熟がみられた。ペルシアのゾロアスター教、インドの仏教、ヒンドゥー教、中国の諸子百家の思想などがそれである。これにユダヤの一神教を加えてもいいかもしれない。

 ゾロアスター教への信仰は細々とではあるがいまだ健在であり、仏教も本家のインドでは少数派だが東アジア・東南アジアでは主流を占めている。ヒンドゥー教はインドで多数派であり、諸子百家の思想も儒教と道教は現在でも息づいている。成立当初のままとはいわないけれど、これらが数千年の時を越えてある宗教・思想が継承されたのには、何かしら理由があるはずだ。だが、その答えをみつけるのは、雲をつかむよりむずかしいことかもしれない。

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