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「自分」を浄化する坐禅入門
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生き方・教養
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3 おまけのステップ

『「自分」を浄化する坐禅入門』
[著]小池龍之介 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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 ステップ 歩行瞑想レシピ


 おまけのレッスン

 日常生活のなかで簡単に行うことのできる、歩行瞑想法をお伝えいたしましょう。毎日の通勤・通学やお出かけにおいて歩く時間を、集中力や観察力をトレーニングするお稽古時間にしてしまえるのです。歩いておられますとき、「考えごと」をストップして、ただひたすら歩く感覚に集中していただきましたら、それだけで初歩的な歩行瞑想となります。ですから、散歩のついでに行うことも可能となりましょう。

 しかしながら、強い集中力と観察力を形作りますためには、手をぶらぶらさせずに前か後ろで組み合わせ、狭い範囲を行ったり来たりすることをおすすめ申し上げます。

 それには理由があります。どこか目的地に向かって歩いたり、好きなところへ歩こうとすると、心には“目的意識”が生まれます。そしてゴールに辿りつくとホッとして、小さな快感を得る。この快感は心を興奮させるため、平常心を育てる役には立ちません。

 ですから反対に、“無目的に”、ただ何の意味もなくひたすら行ったりきたりを反復することで、心が目的意識から解放されてリラックスし、やがてシャキンと覚醒してくるという道理なのです。せいぜい一〇歩か一五歩程度か、それよりも狭い範囲を行ったり来たりいたしましょう。


 一年生・歩行禅入門


 まずは、歩いているときの感覚をしっかり観察しやすくいたしますために、いくぶんゆっくりと歩いてみましょう。そして、次のことを意識しながら、歩くことそのものに集中いたします。
「いまは、右足が動いている」
「いまは、左足が動いている」

 動いている足の感覚を実感しながら、意識をそこにしっかり集中するようにいたします。うまく集中できないように感じられますなら、右足を動かしているときは「右、右」と念じ、左足を動かす際には「左、左」と念じたり、踏みしめるたびに「ギュッ」「ギュッ」と念じたりするのも、人によっては役に立つでしょう。



 二年生・細分化


 ある程度、慣れて集中できてまいりましたら、意識するポイントを増やして細分化いたしましょう。次の三つのポイントを足場にしながら、歩行感覚をしっかり意識してまいります。
「いま、足の裏が地面を離れた」
「いま、足は空中を動いている」
「いまこの瞬間に、足が地面に触れた」
「地面を離れた」「前に動かしている」「地面に触れた」というこの三つのポイントをしっかりと実感しながら、「いま、足はここにある。いま、この瞬間にはここまで移動してきた」と観察しつづけましょう。

 それに習熟いたしましたら、さらに細分化して観察をいたしましょう。
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