『小さな庭でも幸せガーデニング』
[著]三橋理恵子
[発行]PHP研究所
育てかたに敏感に反応するナスタチウムだから…
自分でたねをまいた草花が芽を出して、ぐんぐん生長してゆく姿を見ているのは、ほんとうに気持ちがいい。昨日は双葉だったのが、今日にはもう小さくてかわいい本葉がちょこんと顔をのぞかせているのを見つけたときは、うれしさも倍増。植物が生長してゆく姿が目に見えれば見えるほど、その実感は強くなる。
ナスタチウムは、そんなたねまき人の心を、ぐっとつかんで放さない草花だ。なぜなら、たねはあずき粒よりひと回りほども大きく、出てくる芽もかなりおおぶり。しかも、ぐんぐん生長するので、日毎に大きく育っているという実感をひしひしと味わえる。