『小さな庭でも幸せガーデニング』
[著]三橋理恵子
[発行]PHP研究所
大輪の切り花用品種をカラフルにとり混ぜて
夏まっ盛りの八月の午後。じりじりと照りつける太陽の下、すっかり元気をなくしてしまった草花たちをよそに、いきいきと大輪のカラフルな花を咲かせる草花がある。ジニアという名でもおなじみのヒャクニチソウだ。
気温が三〇℃を越える盛夏でも、暑さに負けずにどんどん生長するその強健ぶりは、夏花壇のスーパースターの趣すらある。とくに大輪高性ダリア咲きのものは、花壇に群植すると圧巻。赤、ピンク、ローズ、黄、白、オレンジなど、カラフルで豪華な花を次から次へと咲かせてくれる。
ヒャクニチソウの名の由来は、百日ほども咲きつづけるという意味らしい。