ガーデニングショップに行くと、ものすごくたくさんの種類の肥料が売られているのに圧倒されることがあるかもしれない。有機肥料なら、油(あぶら)かす、骨(こつ)粉(ぷん)、魚(うお)かすなどの単品ものや、それらが混ざって粒状になっているもの。化学肥料なら、さまざまなメーカーの化成肥料や液体肥料が出ている。

　植物の主食は二酸化炭素だけど、肥料も植物たちの大切な栄養素。とくにチッソ、リン酸、カリの三要素は大切。肥料は種類が多いので、どれを選んでいいか迷ってしまうけど、要はこの三要素をバランスよく植物の好みに合わせて与えられれば、どれを使ってもいい。

　でも、「ほどよく」与えるというのは、とてもむずかしい。肥料によっても濃さが違うので、簡単にグラムで量って与えればいいというわけにはいかない。