『小さな庭でも幸せガーデニング』
[著]三橋理恵子
[発行]PHP研究所
肥料やりと花がら摘みが長もちさせるコツ
暖冬傾向にある最近の秋は、長くガーデニングを楽しめる絶好のシーズン。この季節は晩春から秋まで長く花を咲かせるロングランナーたちが多い。これら花期の長い草花を十二月まで花咲かせるテクニックに、秘伝などない。ガーデニングの基本が示すとおり、水と肥料をきちんと与え、花がらを摘んでと、日々のお手入れいかんにかかっているのだから。
花期の長い草花の肥料やりでは、化学肥料より、有機質肥料を基本にすると失敗が少ない。有機質肥料ではより土も疲れにくく、偏った肥料の濃度障害も起きにくいからだ。土は時間がたつにつれてぱさぱさして水はけが悪くなってくるから、表土の部分を先の尖ったシャベルや串などで耕して、水はけを確保してあげることも大切。