宮城県の気仙沼湾に浮かぶ大島。
2013年の9月のある日、浦の浜港に到着したフェリーから、冷蔵庫やら洗濯機やらテレビやらエアコンやら、次つぎ陸揚げされます。一時間後に次のフェリーが到着すると、そのフェリーからもまた。そしてまた、次のフェリーからも、次のフェリーからも。何回にもわたって、電器屋さんがそっくり店開きするかと思われるほど大量の電気製品が、島に到着しました。
この日、三年ぶりに離島で、家電のお祭りが開催されます。
このお祭りの主催者は、湾をはさんだ気仙沼の市街地にあるパナックささきさん。
「実はこの大島、住む人も減り、電器屋さんがほとんど閉店しましてね」