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10年先を考える女(ひと)は、うまくいく
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生き方・教養
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この先、どう生きればいいの?

『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』
[著]有川真由美 [発行]PHP研究所


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実は、それはみんなの悩みだった


「どんなふうに生きればいいんだろう」

 女性たちは人生のなかで、何度この問いかけを繰り返してきたのでしょう。

 私もそうでした。

 恥ずかしながら、20代、30代は迷ってばかり。自分がどの方向に進んだらいいのか、自分になにができるのか、そもそも自分はどうしたいのかさえ、わからなくなるほどでした。

 20代前半は、専業主婦にあこがれ、仕事をするのは結婚するまでとアルバイトの延長のような事務職や、コンパニオンなど軽めの仕事ばかり。

 ところが、当時の婚約者が突然、失踪。悲しみのどん底で思い知ったのは、「他人に人生を委ねようとすることほどリスキーな道はない」ということでした。
「ならば、自立できる生き方をしようではないか」と選んだのは、衣料品店の店長。

 しかし、職場は男性中心の体育会系企業で、私は5年ほどハードに働き、長時間労働、中間管理職としてのストレスなどでボロボロになって退職することに。

 そして、30代で再就職活動をすることになって、はたと気づいたのです。

 私には、社会で通用するスキルがなんにもないのだと。

 それまで働いていた会社では店長に昇格、実績は認められていたのに、資格もなければ、経歴になるようなものもない。就職の面接で胸を張って「私はこれができます!」と言えるものがなにもなかったのです。

 そこで、今度は、どこに行っても通用するスキルを身につけようと、写真撮影の技術を独学で習得し、それを武器に地方の新聞社に嘱託(しよくたく)社員として採用されました。
「これで安泰。できれば定年までいさせてもらおう」と、図々しく思っていたのもつかの間、会社都合により、すべての嘱託社員は、最長5年までの契約になってしまいました。

 そこでやっと「非正規社員というのは、いつでも首を切られる立場だったんだ」と、組織に“非正規”として属することのリスクを身をもって実感。だったら、不安定というリスクを引き受ける分、思いっきり自由に生きてみよう、自分がどこまでできるのか試してみようと、一念発起して上京し、フリーランスのライターとして身を立てるようになったのです。

 どうして私は、こんなに悩んできたのか。

 長い間、つまずいてばかりで、どうして自分の生き方が見つけられなかったのか……とずっと考えていましたが、ほかの多くの女性たちも、同じように悩んでいるのではと、ふと気づきました。
「仕事中心に生きるか、家庭中心に生きるか」「バリバリ働いてキャリアアップを目指すのか、そこそこに働いて生活を楽しむのか」「子どもを産んでから仕事をするのか、仕事で実績を残してから出産・育児か、それとも同時進行か」「ひとり暮らしか、親との同居か」といった自分のことから、「子どもの教育はどうするのか」「親の介護にどう向き合えばいいのか」といった家族のことまで、多くの女性は悩みを抱えています。

 目の前にはたくさんの選択肢があって、どれもいいような気もするし、どれも大変なようにも感じる。「こんなふうに生きている人もいる。あんな人もいる」とたくさんの情報に混乱してくる。それぞれに、さまざまな経緯や事情があって、生き方はますます複雑に細分化され、ロールモデルになる人がいそうでいない……。

 そして、「さぁ、どうする? そろそろタイムリミット! ファイナルアンサーは?」とばかりに、次々と選択を迫られます。

 いったい、どうして、こんなに悩むのか?

 それは、選択肢が多いからに他なりません。

 ……というと、「選択肢が多いのはいいことじゃないか!」と言われそうですが、人は、選択肢が多いと混乱し、選べなくなってしまうのです。

 まずは、私たち女性が悩んでいる問題には、どんな時代と社会の背景があるのか? そのあたりからお話ししましょう。
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