『心の荷物がちょっぴり軽くなる 日曜日のメンタルヘルス相談室』
[著]和田憲明
[発行]PHP研究所
「まったく、最近の若いものは!」
これを言ってはオシマイ、カウンセラーとしての感性の賞味期限が近づいている証拠と戒めている私ですが、「もしかして、いよいよその時期か?」と思わせるようなケースが飛び込んできました。
「別に今すぐ会社を辞めたいというわけではないんです。人間関係はぜんぜん問題ないです。むしろ居心地はいい職場だと思います。仕事内容っていうか、この会社は自分で希望して入社したので、合わないってことはないと思います」
「じゃあ、何だろう?」
「なんていいますか、このまま今の仕事をしても自分が成長できないような気がするんですよ」