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(2021/11/26 追記)

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仏教に学ぶ八十八の智恵
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生き方・教養
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文庫版への序文

『仏教に学ぶ八十八の智恵』
[著]ひろさちや [発行]PHP研究所


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 いま、日本人は疲れている。いじめ、自殺、暴力、神経症、離婚、……さまざまな徴候が、社会の表面にあらわれている。

 それは、日本人がつくってきた競争社会に原因があるのだと思う。これまで人間は、互いに他者と信頼しあって生きてきたのだし、それが人間社会のほんらいの姿である。にもかかわらず日本の現代社会は、人と人とを競争させ、競争の勝者に褒美をあたえ、敗者には失意の人生をおくらせる、そんないびつな競争原理にもとづいて構築されている。だから、受験競争は子どもたち、若者たちから人間信頼の心を奪ってしまい、出世競争は大人たちを競走馬にかえてしまった。競争社会は、ただ精神の荒廃と疲労とだけを後遺症として残したのである。

 そんな状況のなかで、仏教が求められている。精神の疲れを癒し、わたしたち日本人の真実の生き方を教えてくれるものとして、現代日本人は仏教に熱い期待の眼差しを寄せている……と、わたしは思った。そして、そのような立場でもって、わたしは本書をつくった。

 たぶん、わたしの考えはまちがってはいなかったのであろう。本書は版を重ねることができ、いままた文庫版として刊行されることになった。喜ばしいかぎりである。

 閉塞状況にある現代社会にあって、読者が本書を読まれて、ほっと一息をついて気が楽になっていただければ幸いである。


  一九八七年五月
ひろ さちや
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