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遅咲き偉人伝
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ルポ・エッセイ
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与謝野晶子【よさの・あきこ】

『遅咲き偉人伝』
[著]久恒啓一 [発行]PHP研究所


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源氏をば一人となりて後に書く
紫女年若く われは然らず

若くして名をなした天才

 与謝野晶子(一八七八年〜一九四二年)が満六十三歳で亡くなった日の「朝日新聞」の記事を見たことがある。

 詩藻(しそう)では「一世を驚倒せしめ」、「明星」では「一世を風靡した」「名著を残した」、評論では「一家をなし」、「一面、女子教育家」だったと、その幅広い活躍を報じていた。

 住友本社常務理事をつとめ有名な歌人でもあった川田順の追憶では、「若くして名をなした天才……」「敬服すべき糟糠の妻だった」ともあった。

 与謝野晶子は、生涯で五万余首の歌を詠んでいる。その数は実に斎藤茂吉の三倍以上である。

 生前の歌集は二一冊。作歌時代は一年一冊のペースで歌集を刊行。評論やエッセイは一五冊。そして童話一〇〇篇を書いている。

 数々の記憶に残る歌や、平塚らいてう(一八八六年〜一九七一年)との母性を巡る論争、源氏物語の現代語訳の完成、また全国を旅すると目に入る多数の歌碑の存在など、一人の女性がなしたとはとても思えないほどの仕事量であった。

 二〇〇五年(平成十七年)に仙台文学館で開催された「与謝野寛・晶子展」を見た際には、有名な「君死にたまうことなかれ」(半年前に召集され旅順攻略戦に加わっていた弟宗七を嘆いて。
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