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(2021/11/26 追記)

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詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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遅咲き偉人伝
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ルポ・エッセイ
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石井桃子【いしい・ももこ】

『遅咲き偉人伝』
[著]久恒啓一 [発行]PHP研究所


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五歳の人間には五歳なりの、
十歳の人間には十歳なりの
重大問題があります。
それをとらえて人生のドラマをくみたてること、
それが児童文学の問題です。

九十歳を超えてミルンの自伝全訳にとりかかる

 石井桃子(一九〇七年〜二〇〇八年)は、児童文学の第一人者であるが、本人の名前は知らなくても、この人のつくった、書いた本を見ていない人はいないだろう。児童文学を読む子供にとっては、それを誰が書いたかには関心はない。

 浦和高等女学校を卒業した石井桃子は、日本女子大に入学する。大学のすぐ裏に菊池寛が住んでいたこともあり、在学中から菊池のもとで外国雑誌や原書を読んでまとめるアルバイトをする。

 大学卒業後、菊池寛の主宰する文藝春秋社に入社。時の首相・犬養毅の書庫の整理にあたる。五・一五事件で犬養首相が暗殺されたときには、信濃町の私邸にかけつけている。

 一九三三年(昭和八年)、文藝春秋社を退社。犬養邸で西園寺公一が犬養家の子供たち(犬養道子、康彦)へクリスマスプレゼントとして贈った、「プー横町にたった家」の原書に出合う。

 その後、「クマのプーさん」とミルンの二冊の童謡集の原書を見つけ、犬養道子、康彦、病床にあった親友のために訳し始める。

 翌年、新潮社に入社し、「一握りの砂」などを訳す。二・二六事件の同年(一九三六年)に新潮社を退社。

 三十三歳、最初の単独翻訳書『熊のプーさん』(ミルン)を岩波書店より刊行。
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