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遅咲き偉人伝
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ルポ・エッセイ
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川田龍吉【かわだ・りゅうきち】

『遅咲き偉人伝』
[著]久恒啓一 [発行]PHP研究所


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人が駄目だとして振り向かない仕事を
やってみようとする気分がある人 (弟・川田豊吉談)

「一職工から叩き上げてくれ」

 川田龍吉は、一八五六年(安政三年)生まれで没年は一九五一年(昭和二十六年)とあるから、その一生は江戸、明治、大正、昭和、そして戦後まで生きた九十五年の人生だった。「生まれは南、最後は北、江戸――昭和」と本人が言っているように、長い人生だった。

 土佐の郷士出身の父・小一郎(三菱創立、後に日銀総裁)にしたがって東京に出て、慶應義塾に入塾する。小一郎は、三菱の創業者となった岩崎弥太郎と意気投合し、岩崎の企図する事業の発展に尽力する。小一郎は中央で活躍し後に男爵となり、龍吉はその爵位を継承することになる。

 一八七七年(明治十年)に勃発した「西南の役」で、新興の郵便汽船三菱会社は政府軍の軍事輸送にあたり、急速な発展を遂げる基礎を築いた。そのため、造船工学や船舶機械に精通した技術者が必要となり、龍吉は父・小一郎の「一職工から叩き上げてくれ」という願いを引き受けてくれたスコットランドの造船所長のもとに行くことになり、三菱の社船を製造していた英国グラスゴーに派遣されることになった。
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