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(2021/11/26 追記)

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詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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遅咲き偉人伝
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ルポ・エッセイ
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森鴎外【もり・おうがい】

『遅咲き偉人伝』
[著]久恒啓一 [発行]PHP研究所


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私は長いこと、
本職の余暇にいろいろな文学活動もやってきたが、
それをほめてくれる人はいなかった。

外という名と人物

 森外(一八六二年〜一九二二年)のことは、小説家として記憶している人が多いだろう。実際は、戯曲を書き、詩歌をつくり、史伝という分野を拓き、翻訳にも力を注いだ、大作家である。同時代に活躍した夏目漱石と並んで文豪と呼ばれるにふさわしい業績をあげている。漱石は満四十九歳で没しているが、外は処女作品の発表も早く、六十歳まで仕事をしているから、漱石より長い間作品を発表し続けていることになる。


 上野駅から徒歩十分、上野動物園の裏手に森外旧居跡がある。現在は水月ホテル外荘というホテルになっている。このホテルから千駄木方面にのぼっていくと外記念本郷図書館(訪問時の位置・名称)や夏目漱石旧居跡、谷中方面に歩いていくと朝倉彫塑館がある。根津から東大の方向には立原道造記念館(二〇一〇年九月二十七日に休館)、竹久夢二美術館があり、そして湯島の方に下っていくと、横山大観記念館、旧岩崎邸庭園などが散在している。

 このホテルは、外が二十七歳で海軍中将赤松則良の長女・赤松登志子と結婚して、根岸から移り住んだ平屋に、庭を囲って建物を配している。この平屋が「外荘」と呼ばれている家で、文壇処女作『舞姫』を書いた場所である。
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