『中村天風 折れないこころをつくる言葉』
[著]池田光
[発行]イースト・プレス
人を喜ばせて、
自分がまた、その人とともに喜ぶということが
いちばん尊いことなんだ。
『盛大な人生』
右の天風の言葉を、企業経営に置き換えると、お客の喜んでいる顔を見るのがうれしいということでしょう。しかも、お客の満足した笑顔が、利益以上の価値を生むのです。
日本に資本主義を導入した、明治の偉大な指導者である渋沢栄一は、
「仁義を根本にして商工業を営めば、あえて争うがごとき事をせずとも、利は自ら懐にはいってくるものである」(渋沢栄一『処世の大道』)