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こころが晴れる本
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気楽草の花束――まえがきにかえて

『こころが晴れる本』
[著]頼藤和寛 [発行]PHP研究所


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 世の中には、気楽に生きることを勧める書物もあれば、深刻に生きることを強いる書物もあります。ところが、どういうわけか「もっと気楽に」生きればよい人ほど深刻な書物を精読しますし、たまには深刻にものごとを考えてほしいような人ほど軽薄で安直な本を流し読みするものです。あるいは、気楽を勧める文章がむやみに難解であったり、深刻さを強調しすぎてほとんどジョークになっていたり。

 世の中というところは皮肉にできています。

 さて、お手元にお届けする本書は、もちろんマジメな読者向けの書物ですが、できるだけマジメでないように、気楽に読めるように書かれたものばかりです。気楽に生きるための気楽な本、いってみれば気楽草の花束みたいなもの。これを、読者に捧げたい。ちょっと言い草が気障(きざ)ですけど。

 中身は、『PHP』誌、『別冊PHP』誌、『産経新聞』などに掲載されたものの未公刊分アンソロジーです。筆者とて天性の能天気人間ではありませんから、これまでに書いた著書の半分くらいは深刻寄りの内容なのですが、雑誌や新聞のための原稿はできるだけ気楽に読めるものを、と努めています。

 まあ、努めているといっても汗水たらして軽目に書こうと努力しているわけではありません。たぶん、筆者にはジキル博士とハイド氏みたいに重太郎と軽男といった二重人格が潜んでいて、気楽に読める原稿を書く時には軽男のほうが出現しているのでしょう。彼は、まったく努力といったものなしで、すらすら書いてしまいます。きっとそのほうが読者にしてもすらすら読めてしまう内容になるのです。重太郎は、そのことを苦々しく感じています。それでは読み飛ばしているようなもので、決して身につかないと信じています。でも軽男のほうは「それでもいいんだ。どこか読者の問題意識に触れるような部分があれば必ずわかってもらえるんだから」と、いたって楽観的なのです。

 ただ、執筆中に軽男がちょっと油断したりすると、重太郎が突然あらわれて書き換えてしまっている部分も、あちこちにあるかもしれません。読者は、その部分を見つけるクイズに挑戦されるおつもりで読んでいただくと、興趣もひとしおかと存じます。
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