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怖くて眠れなくなる科学
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雑学
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『怖くて眠れなくなる科学』
[著]竹内薫 [発行]PHP研究所


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本当は大切な恐怖という感情

そもそも恐怖って?


 恐怖という感情はどこから来るのでしょうか。まず最初に、恐怖の科学的な仕組みから入りたいと思います。

 恐怖には脳の扁桃体が関係しています。恐怖のメカニズムが脳の中でどうなっているか。実は、詳しい経路は完全には解明されていません。ひとつだけわかっているのは、扁桃体が恐怖を感じるのには不可欠だということです。扁桃体の扁桃は「アーモンド」という意味です。文字どおりアーモンドの形をした扁桃体が脳内に二つあります。

 たとえば、マウスの動物実験で扁桃体を損傷させると、ネコを全く怖がらなくなるそうです。つまり、扁桃体が機能しなくなると恐怖を感じなくなるということです。

 人間の場合でも有名な患者さんがいます。人体実験はできないので、病気の患者さんの事例というのがとても重要になるのですね。

 二〇一〇年十二月の時点で四十四歳だった女性S・Mさん。彼女は局所性両側扁桃体損傷という病気を患っています。これは非常に珍しい遺伝病で、遺伝病の名前はウルバッハ=ヴィーテ(Urbach-Wiethe)類脂質蛋白症といいます。

 この女性に実験をしたところ、人が怖がっている顔、つまり恐怖の表情を見ても「相手が怖がっていることがわからない」という結果が出ました。

 そこで、もう一歩踏み込んで「ヘビやクモを見る」「ホラー映画を見る」「お化け屋敷を訪れる」「過去のトラウマ的体験を回想する」といった状況を体験してもらい、それがどれくらいの恐怖かという質問に答えてもらったそうです。
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