「短気は損気」ということわざがあります。
子どもの頃、思い通りにいかないことがあるとすぐイライラするわたしを、両親がたしなめるときに決まって口にするのがこのことわざでした。あまりにシンプルすぎて最近ではあまり聞かれないような気もしますが、この5文字には「テンパる」ことで受けるダメージが詰まっています。
評判や成果を上げていくには、長年コツコツ積み上げていく努力が必要です。
しかし、ほんの一瞬「テンパった」だけでも、築いてきた評判を失ったり、計り知れない大きな損失を出したりすることが、現実にありうるのです。
政治家や経営者の場合は、一瞬の「テンパり」が命とりになることがあります。