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(2021/11/26 追記)

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心がやすらぐ仏教の教え
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生き方・教養
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第七講 神仏の命じた生き方

『心がやすらぐ仏教の教え』
[著]ひろさちや [発行]PHP研究所


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―― 因果応報でははかりしれないもの ――


◆ハンディキャップを負わされた子


 ここでちょっと目を転じて、キリスト教やイスラム教の思想を考察したい。

 われわれは、わたしたちの子どもが、ほとけさまから預かっている子だということを論じてきた。だから、親は、ほとけさまはこの子をどのように育ててほしいと望んでおられるか……と考えて、自分の子どもを育てないといけないのである。親の希望を子どもに押し付けて、あまり勉強の好きでない子を無理矢理、大学を卒業させようと考えるのは、ほとけさまに楯突くことになる。そういう子育てはよくない。

 そしてまた、子どもはほとけさまからのお預かりものなのだから、
(どうしてわたしに、このような子どもが割り当てられたのだろうか……)

 と、不満に思ってはいけない。ほとけさまは、
「あなたには、この子を頼むね」

 と、あなたを信頼されたからこそ、その子(ヽヽヽ)をあなたに託されたのである。あなたに託された子が、たとえ頭のわるい子であっても、勉強の嫌いな子であっても、あなたはその子を「幸福」にしてあげないといけない。「この子を幸福にしてやってね……」と、あなたはほとけさまに頼まれているからである。

 さらに、もしもその子が身体にハンディキャップのある子であっても、あなたにはその子を幸福にしてあげる義務がある。ハンディキャップのある子だから、その子を誰に預けようか……ほとけさまはよけいに迷われたにちがいない。変な親にその子を託すと、その子がかわいそうだ。あなたたち夫婦はきっとこの子を幸福に育ててくれると信じられたからこそ、その子をあなたに預けられたのだ。あなたはそう考えるべきだ。そう考えて、はじめてわたしたちは真の意味での子育てができるのである。そのようなことを、第六講に論じた。

 問題は、もう一つ残っている。
「本人自身はどうなのか……?」

 といった問題である。頭のわるい子を預かった親の心構えはそれでいい。ハンディキャップのある子を託された親の考え方はそれでいい。しかし、親ではなしにその本人自身は、自分がハンディキャップを負わされたことをどう考えればいいのだろうか……

 この問題はむずかしい。

 しかし、ある意味では、この問題に対する解答はできている。それは、

 ――その子ども自身が、そのような身体(あるいは心)をほとけさまからお預かりしているのだ――

 という考え方である。そのことは読者も予想がついておられるであろう。

 そこで、どうしてそのような解答が出てくるかを明らかにするために、われわれはちょっと回り道ではあるが、キリスト教やユダヤ教、イスラム教の考え方を検討することにしたい。
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