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(2021/11/26 追記)

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童門冬二の 論語の智恵一日一話
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生き方・教養
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一月

『童門冬二の 論語の智恵一日一話』
[著]童門冬二 [発行]PHP研究所


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1日 友達っていいもンだ

(有朋自遠方来 巻第一学而(がくじ)第一の一)
「孤独な生活を送っていたら、思いがけずなつかしい友達が訪ねてきた。うれしいねえ」


 この言葉は、退職後、家族もいなくなり、ひとりぼっちで自分で自分の面倒を見ているひとには、ひとしお感慨深いものがあるだろう。会社を辞めると盆暮れの挨拶も減るし年賀状も減る。それが世のならいだといってもなかなかそうは思えない。いま若いあなたもいずれはそうなる。世話になった人には、そのさびしさを自分のさびしさとして、時折訪ねてあげてください。それがホントのホトケの心なンです。


2日 すべて基礎が大切だ

(本立而道生 巻第一学而第一の二)
「この世の中で自分が何がしたいかをはっきりさせることによって、それを実現する方法が自然に生まれてくる」


 ある先輩からこんな話を聞いた。それはある日川を見つめていて考えたことだ。川は汚れていた。そのときその先輩は「川は美しくなければならない」と思った。しかしその考えは原理であって、その段階では川は美しくならない。そこで「川はどうすれば美しくなるか」という方法を発見するためにぼくは工学部に入ったのだよ、と言った。世の中の出来事はすべてこの原理と応用で構成されている。しかし何をしたいかという原理がなければ役に立たない。人間の生涯も同じだ。


3日 口先人間になるな

(巧言令色、鮮矣仁 巻第一学而第一の三)
「口先ばかり達者で、芝居っ気たっぷりにおいしいことばかり言う人間には、真実味などまったく感じられない」


 戦国が終わって太平な時代に移った江戸時代の初期、武士は根本的に変質を迫られた。立身出世の基準(評価のモノサシ)も大きく変わった。大久保彦左衛門は、その著『三河物語』で“いま出世するタイプ”として次の五つを掲げた。自分のことしか考えない者・口先ばかり達者な者・ソロバン勘定の達者な者・嫌になるとすぐ会社を辞めてしまう者・仕事に必要な知識や技術より、懇親会の幹事が得意な者。現在はどうだろうか。


4日 一日に三回は自分を振り返ろう

(吾日三省吾身 巻第一学而第一の四)
「自分は決して間違っていないなどと思わずに、一日に三回は自分のやったことを反省してみよう」

“一期一会”という言葉の本当の意味は、毎日出会う人から学び・語り・学ばせるという融通無碍(むげ)な人間関係のことらしい。そこで、一日が終わったら必ず三つのことを振り返ってみよう。ぼくの場合は、

一 自分に誠実だっただろうか
二 他人を傷つけなかっただろうか
三 仕事で手抜きをしなかっただろうか


 ということを中心に振り返っている。全部バツがつく日が多い。難しいものだ。


5日 知ったかぶりをやめましょう

(伝不習乎 巻第一学而第一の四)
「自分がよく勉強しないで知ったかぶりをして他人に教えたりしなかっただろうか。相手が本気にして過ちを犯したら大変だ」


 これは“知識の半煮え”をそのまま相手に渡してしまうことだ。相手のなかにはすぐ「わかりました」と言う人間がいる。そうなるとこっちが言ったことを鵜呑(うの)みにして信じてしまう。
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