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必ず結果を出す! サッカー名監督のすごい言葉
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ルポ・エッセイ
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第7章 カルロ・アンチェロッティ

『必ず結果を出す! サッカー名監督のすごい言葉』
[著]桑原晃弥 [発行]PHP研究所


読了目安時間:17分
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Carlo Ancelotti
強みで戦え、それが精神力になる


一九五九年 六月一〇日、イタリア生まれ
一九七六年 パルマで選手生活をスタートさせる
一九七九年 ローマに移籍
一九八一年 イタリア代表として活躍
一九八七年 ACミランに移籍、サッキ率いるグランデ・ミランの一員として活躍
一九九二年 現役を引退
一九九五年 レッジャーナ監督に就任、一年でセリエBからセリエA昇格を果たす
一九九六年 パルマ監督に就任
一九九九年 ユベントス監督に就任
二〇〇一年 ACミラン監督に就任

      リーグ優勝一回とCL優勝二回を果たす
二〇〇九年 チェルシー監督に就任

      FA杯優勝と、四シーズンぶりのリーグ優勝をもたらす
二〇一一年 成績不振でチェルシー監督を解任される
二〇一一年 パリ・サンジェルマン監督に就任


極上のチーズをつくるためには最低でも一年は時間がかかる。



 カルロ・アンチェロッティは、ACミランの選手として、UEFAチャンピオンズリーグ(当時はチャンピオンズカップ)の一九八八‐八九年、八九‐九〇年の二連覇に貢献した。またACミランの監督として、チャンピオンズリーグを二〇〇二‐〇三年、〇六‐〇七年の二度、制している。

 選手、監督の両方で同リーグを制したのは、これまでわずか六人。ヨハン・クライフやフランク・ライカールト、ジョゼップ・グアルディオラといった、選手としても監督としても一流の人物たちだ。この栄誉だけは、名将ジョゼ・モウリーニョも得られない。モウリーニョは名選手ではなかったからだ。

 アンチェロッティは、監督としてセリエBのレッジャーナ、パルマ、名門ユベントスを経て、ミランで輝かしい成績を残したわけだが、そんな彼でも、チェルシー監督への挑戦はリスクが伴った。

 チェルシーは名監督モウリーニョのもとでリーグ二連覇などの成果をあげたが、モウリーニョ以降は混乱した。ルイス・フェリペ・スコラーリなどは結果が出ないからとシーズン途中で解雇され、急遽(きゆうきよ)フース・ヒディンクが臨時監督として登板する始末だった。

 オーナーのアブラモビッチがアンチェロッティに期待したのは、ACミランのような確固たるスタイルだというが、戦力は前シーズンと大同小異だったため、一部のメディアは「大丈夫なのか?」と疑った。アンチェロッティはこう答えた。
「極上のチーズをつくるためには最低でも一年は時間がかかる。地道な努力が実を結ぶのは一〜二年後のこと。これはチームつくりにも共通だ」

 実際は一年で結果を出した。クラブに四年ぶりのリーグ優勝とFAカップの優勝という二冠をもたらしたのだ。にもかかわらず、翌シーズンには不振を理由に解任されている。チェルシー最大のリスクは、アブラモビッチの辛抱のなさだった。


監督にできるのは、自分のサッカー観やメソッドと引き受けたチームの潜在能力をすり合わせて、ベストと思われる解決策を導き出すことである。



 部下は上司を選べないが、上司だってそうそう部下を選べるものではない。
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