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「為政三部書」講義
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五 陰陽の調和をはかるとは何か

『「為政三部書」講義』
[著]守屋洋 [発行]PHP研究所


読了目安時間:8分
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「陰陽の調和をはかるのが宰相のつとめである」

 と言われている。だが世間の人は口でそう言っているだけで、どんな方法で陰陽の調和をはかるのか、そこまでは理解していない。思うにこのことばは、『書経』周官篇に、
「三公は、道を明らかにし、国を治め、陰陽の調和をはかる」

 とあるのにもとづくものであろう。周代の三公は、現代の宰相にあたる地位である。

 さらに漢代の陳平(ちんぺい)という宰相も、
「宰相たるもののつとめは、上は天子を補佐し、陰陽の調和をはかって四季のめぐりを順調ならしめることにある」

 と語っている。のちには、さらに天変地異が起こると、その責任をとらせて三公を免職にする制度まで生まれた。

 世間の人々が言っているのは、こういう考え方にもとづいているらしい。

 しかし、私が考えるに、陰陽の調和をはかるのが宰相のつとめだといっても、旱ばつのときに雨を降らせたり、長雨のときに雨を止ませたり、そんな神がかりのことを指しているのでは、もちろんない。
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