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(2021/11/26 追記)

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なぜ心が病むのか
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くらし
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日本の家族の変化

『なぜ心が病むのか』
[著]町沢静夫 [発行]PHP研究所


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  老人と若者のギャップが生む同居問題


 平成六年に発表された厚生省の人口統計によると、二〇一〇年には十九歳以下の未成年者の人口が六十五歳以上の老人人口に追い抜かれる可能性があるという。つまり、子供の人口増加が伸び悩み、老人の高齢化が進むことによって老人人口のほうが子供より多いという事態になることは、もはや間違いのない事実になった。

 老人問題というものが、精神科の仕事にあっても、極めて大きな比重を占めつつあることは言うまでもない。経済的問題もさりながら特に自分の生き方、具体的には孤独をどうすればよいかということに関して、各々の老人が大きな悩みを抱えているのである。

 昨今多い例を紹介してみよう。ある老婦人の例だが、やっと育て上げた自分の子が結婚し、孫もできる。彼女は喜びとともに、やがて自分もこの長男に引き取ってもらうことを夢みている。しかし、その長男は親を引き取らないために、老人となった親がうつ病になるというケースである。ちょうど今の老人が結婚して自分の家を持ち、子供を育てはじめたのは戦後まもないころであり、経済事情も食料事情も極めて悪かった。
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