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(2021/11/26 追記)

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人生を支える聖書のことば
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生き方・教養
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愛の教え

『人生を支える聖書のことば』
[著]ピーター・ミルワード [訳]別宮貞徳 [発行]PHP研究所


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 イエスの謙遜の教えは、愛の教えと表裏一体をなしています。真の愛があれば、愛する人の前ではその人に対して謙遜になるはずです。イエスの教えでは、愛の正しい順序は、祈りの場合と同じく、まず神が先。これをイエスはあらゆる掟の中で最高のものとして次のように述べています。「心を尽くしてあなたの神である主を愛しなさい」。旧約聖書では、神に対するおそれに重点がおかれていることが多いように見えますが、イエスは、神が父であることを主張すると同時に、私たちが息子として娘として神を愛さなければならないことも主張するのです。ここから当然結論として出てくるのは、神が父であるならば、人間はみな、人間と神を一つに合わせた家族の中のきょうだいだということでしょう。そこでイエスが授ける第二の掟は、第一の掟のつづきで、「隣人を自分のように愛しなさい」となります。イエスの教えはすべて、この二つの基本に帰着するといっていいでしょう。


45 心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。これが最も重要な第一の掟である。

  第二も、これと同じように重要である。隣人を自分のように愛しなさい。

       (マタイ223739、マルコ122930、ルカ1027


 人生には潮時がある、とシェイクスピアはいっています。潮が満ちているときには、男女は互いにひきつけ合い、恋に落ちる。これはもちろん人間の男女に限ったことではありません。雌雄ひき合うのは、動物にも、また、ずっと下等な植物にさえ見られることです。これはまさに生命力、フランスの哲学者ベルグソンのいわゆるエラン・ヴィタルにほかなりません。物質界に存在する万有引力にもまして、この愛の力こそ世界を動かし、世代から世代へと新たな生命を生みだしてゆくのです。

 これは、よく人のいうロマンティックな恋愛で、甘くもあれば苦くもある。笑いのもとでもあれば涙のもとでもある。楽しい結末にもなれば、ロミオとジュリエットのように、悲しい結末にもなる。しかし、愛とはこれ一種類しかないものではありません。ロミオとジュリエットは、めでたく結婚すれば、理想の恋人であるだけではなく、今度は夫と妻になるわけです。そしてときがたてば、父と母になり、二人の愛と心づかいは、お互い同士から、二人の間に生まれた赤ん坊に移るでしょう。つまり、異性間の恋愛が親子の愛にかわったということです。父母はその小さな子供を愛し、子供はやがて子供としての愛情でそれにこたえることになるでしょう。赤ちゃんに愛情をおぼえるのは両親だけではありません。友だちも、親戚も、訪ねてきて赤ちゃんを見れば、親と同じような気持になって、思わず「かわいい」と叫ぶ。
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