今、何かするのがめんどうでも
今、なんだかやる気が湧かなくても
だいじょうぶ!
小さな一歩から「すべて」が始まるから
1 「最初の一歩」を踏み出すとき
あなたは、水泳は好きですか?
もし、あなたが(わたしと同様に)水泳が苦手だとすると「プールに飛びこむ瞬間が特にダメ」ということかもしれません。
とにかく、身体に冷たい水がふれてゾクッとする瞬間がわたしはイヤでした。
その瞬間さえすぎてしまえば、泳ぎそのものは得意ではないものの、プールの中で友だちとバチャバチャ騒いでいるのは楽しかった記憶があります。
その他、短距離でピストルが鳴りスタートする瞬間とか、朝あたたかい布団から出なくてはならないときなども、本当につらかったものです。
これらは、どれも慣れた環境から離れて新しい行動へ移るための「最初の一歩」なので、とてもたくさんのエネルギーと勇気を必要とするのです。
だから、「イヤだなー」と感じるのは、ごく自然なこと。
ただし、この「最初の一歩」をスムーズに始める方法を見つければ、たいていのことはやりやすくなるのです。
たとえば、冷たい水に入る前にシャワーを浴びて身体をならしたり、浅いプールに足の先から入っていって徐々にならすことを「最初の一歩」にする。
また、陸上競技のテレビ中継でも、ウォーミングアップをして身体をほぐしている選手の様子が映し出されます。最近は観客に手拍子を求め、自分もそのリズムに合わせて手拍子を打ってリラックスを心がけている選手も多いようです。
いずれも、緊張をほぐすのに役立つ「最初の一歩」ですね。