今、あまりほめられなくても
今、あまり自信がなくても
だいじょうぶ!
きっと「もっとステキ」になれるから
1 自分のいいところ、直したいところ
せっかく「夢ノート」という「安全な基地」であり、「夢のタネを育てるプランター」であり、「取材の成果を残す場所」を手に入れたのですから、「まとめ」の第5章では、もうひとつ活用法をお話ししておきましょう。
場合によっては、この項目からノートに書き始めてもいいくらいです。
それは、
☆自分のいいところ
★自分の直したいところ
の順番に、両方を書き出してみること。
「いいところ」と「わるいところ」ではなく、「いいところ」と「直したいところ」にするのがポイントなんです。
わたしがカワイクない自分、というものに出会ってしまったのは、中学生のときでした。そのうえ、勉強も運動もいまひとつ沍えなかった……というお話は、もうしましたよね。
でも、よく考えてみたら、生まれたときから幼稚園、小学校くらいまでは、たいていの子は「ほめられる」のに慣れているという事実に気がつきました。
赤ちゃんは、笑ったりつかまり立ちしただけで「ほめられる」し、幼稚園児が描いた絵や、踊る姿もまた「ほめられる」。
小学生も高学年になると、いろいろとシビアになってきますが、それでも中学、高校生にくらべれば「ほめられる」機会はまだまだたくさんあったはずです。
わたしだって、本気で自分が「カワイイ」と思いこんでいたくらい。
そして、パタリとほめられなくなったのが、今のあなたと同じくらいの年齢のときでした。
前ならほめられたに違いない「いいところ」も、なかなかほめてもらえなくなるので、自分でも「いいところ」を見失ってしまうのです。
でも、絶対に「いいところ」がいくつもあるはずなので、とにかく書き出してみてください。