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実年齢より20歳若返る!生活術
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くらし
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第一章 50代なのに30代に見える私の「若さの秘訣」

『実年齢より20歳若返る!生活術』
[著]南雲吉則 [発行]PHP研究所


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実年齢は50代、でも体は20代!


 私は今、56歳です。

 しかし先日、人間ドックで調べてもらったところでは、脳年齢は38歳、骨年齢は28歳、血管年齢はなんと26でした。



 私の外見を見た方は、年齢をいうと一様に驚かれます。

 しかし私はもともと、「若く見える」ことを望んだわけではありません。老化を防ごうと思ったきっかけは、「死への恐怖」があったからなのです。

 私の父は62歳のとき、心筋梗塞で倒れました。父は肥満していましたし、喫煙家でもありました。加えて、体を酷使しながら仕事に従事していました。父の体はぎりぎりまで抵抗し、なんとか表面上は健康を保っていましたが、少しずつ、そして確実に「()び」が彼の体を冒していたのです。

 4日間、女子医大の心臓研究所の集中治療室で意識不明状態となり、一命はとり留めたものの、その後も幾度となく危機に襲われました。

 細胞が健康なら、血管による栄養補給が断たれてもまだ生きてはいけます。しかし父の場合両方が錆びていたため、心筋梗塞で血流が(とどこお)ることで体中の臓器が働かなくなってしまったのです。

 心筋梗塞から(から)くも生還できた父は、その後も糖尿病、痛風、腎臓病とさまざまな病気に襲われることとなったのです。

「重荷を捨てて生きよう」──45歳の決意


 祖父もまた、52歳で倒れました。

 戦後まもなくのことで医療体制もしっかりしておらず、祖父は医師でありながら、自分が倒れたときにはその恩恵に浴することができなかったのです。そして、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

 そこで私は考えたのです。父、そして祖父が倒れた5060代という年齢は、自分にとっても「鬼門」ではないかと。

 その思いを強くしたのは40代半ばを過ぎた頃でした。ちょっと無理をすると不整脈が出るようになったのです。

 あとどれだけ働けるだろう。あと10年はいけそうだ。でも今の調子でいくと、必ずどこかでつまずくだろう。そしてつまずいたときに余力がなければ、大病となって、命までは奪われないまでも、医者は続けられないだろう。

 そう考えた私は、「人生の重荷になっているものを捨てよう」と決意しました。

 それまでの私の座右の銘は、徳川家康の「人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし」という言葉でした。

 家族、財産、仕事。多くの人を養わなくてはいけない責任。双肩にかかる重圧をものともせずに生きること。それが男の甲斐性だと思っていたのです。

 でもそれは危険だぞ、と、40代の半ばで気づきました。

 船に乗る人は、沈没しそうになると荷物を海中にどんどん捨てますね。一緒に沈没しないためには、身軽にならないといけません。

 自分がこの先沈没するかもしれない、と思ったら、まずすべきことは何か。荷物を下ろすことに他ならないのです。

ガンの専門医として


 ガン専門医として患者と接し、ときにはその死をみとってきた経験も、私に深い影響をもたらしました。

 死を意識した人の生き方は真剣です。

 今年中にできることは今年、今月中にできることは今月、今日中にできることは必ず今日行い、けっして明日にまわさないのです。なぜなら、彼らにとって「明日」はないかもしれないからです。

 死を意識した生き方は不思議なことに、その人に「生の輝き」をもたらします。そのことが、私に「人は必ずいつか死ぬ。大切なのは人生の長さよりも質である。今をどう輝いて生きるかだ」と考えさせました。

 医師として、ガン治療のあり方を考えさせられることも多々ありました。

 ガン細胞を手術で切除する。抗ガン剤を投与する。放射線を照射する……。

 それらの治療行為は反面、患者の体に負担を与えます。
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