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だから、「断ること」を覚えなさい!
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断り方が下手な人は、他人に利用されるばかりで一生を終わる

『だから、「断ること」を覚えなさい!』
[著]神岡真司 [発行]PHP研究所


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 日本では、はっきりものを言わないことこそが、古来から美徳とされてきました。そのせいでしょうか、言葉によってではなく、その場の空気や微妙な間合いなどによって相手の気持ちを忖度(そんたく)するといったことが重視され、「阿吽(あうん)の呼吸」やら「空気を読む」といった行為がことさら要求される側面がありました。

 しかし、今日ではそんな悠長なことばかりを言ってはいられない時代になっているのも事実です。

 これもグローバル化の一端と言えるのでしょうか。

 イエス、ノーをはっきりさせなければ、物事が前に進んでいかないばかりか、とんだ誤解を招かないとも限らない時代になっているからです。

 

 ともあれ、はっきり意思表示することに慣れていない国民性は、はなはだ厄介です。

 何かを依頼されたり、要求されたとき、喜んでイエスと言える状況ならまだしも、そうでない場合には、ノーと言わなければならないものの、どんな「言い方」をすべきかというところで悩んでしまいます。

 下手な「断り方」で相手の感情を害したくない――などと気遣うあまり、ついには断れなくなってイエスと答える羽目になったという人も多いのです。

 本音では断りたいのに、うまく断ることができずにイエスと言ってしまうと、後に残るのは自己嫌悪だけです。

 さらに、断りたかった事柄を遂行するにあたっては、ストレスがたまります。
「あーあ、あのとき断っておけばこんなことにはならなかったのに、今からでも断れたらどんなにいいだろうか」などと愚痴をこぼしたところで後の祭りなのです。

 

 このような、他人の依頼や要求を、簡単に断れないという人々は、心理学的に分析していくと、いずれも善良な人たちばかりということになるでしょう。

 真面目で誠実、そのうえ責任感が強く、自己犠牲をもいとわない性格の持ち主なのです。

 ただし、他人からよく思われたいという気持ちが強すぎるために、その行動はたぶんに八方美人的になりがちなのです。

 したがって、こういう性格の人たちは、他人に利用されやすくもなるでしょう。

 なにしろ、ノーと言うべき場面であっても、ノーとは言えないのですから。

 そして、本人が思っているほど、周囲の評価も高くはありません。

 周囲に好印象を与えているつもりでも、気弱で自己主張のない、人畜無害の没個性人間という見方が定着することにもなりかねないからです。

 いつのまにか、他人の踏み台になっているだけなのに、必死で「自分は縁の下の力持ち的人間なんだ」などと自分自身に言い聞かせ、無聊(ぶりよう)を慰めるばかりの人生を送ることにもなるでしょう。

 自分が乗り気でないにもかかわらず、その場その場で、上手にノーと意思表示することがままならないのであれば、他人に振り回されても仕方がないのです。

 自分の時間はなくなり、右往左往して疲労困憊(こんぱい)し、残るのは自己嫌悪とストレスだけという惨めな結果を味わいます。

 他人の言いなりになっているだけでは、決して人生は開けないのです。

 こうしたことを強く自覚して、ぜひ「ノーと言える人間」を目指していただきたいのです。
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