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10人中10人に好かれようとする人は嫌われる(大和出版) 人との距離が一瞬で縮まる45のメッセージ
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生き方・教養
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はじめに “人と距離を取るのがマナー”と勘違いしていませんか?

『10人中10人に好かれようとする人は嫌われる(大和出版) 人との距離が一瞬で縮まる45のメッセージ』
[著]殿村政明 [発行]PHP研究所


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 あなたの職場や友人で、みんなに好かれている人がいると思います。そういう人は、みんなに好かれようとして行動しているでしょうか? 本当に人に好かれる人は、好かれようとして行動していないのです。


 私は短期間ですが、吉本興業で芸人をしていました。その後、営業マン・飲食店経営・人材教育業と転身し、現在は研修会社「笑伝塾」の講師・経営をしております。笑伝塾は大人のコミュニケーション塾であり、笑いのあるコミュニケーションスキルを、みなさんに身につけてもらっています。


 笑伝塾の立ち上げから、はや11年が経ち、現在は年間1万人以上の受講生と接しているのですが、研修をしていると、多くの人が言う言葉があります。それは「嫌われたくない」と「好かれたい」です。


 誰でも人に好かれたいと思うのは人間の(さが)です。しかし、彼らは「人に嫌われたくない」と言っておきながら、喋る表情は固く、当たり障りのない話ばかりをして会話がスグに途切れます。なぜ、そうなるかと言うと、保身を第一優先においた建前上の会話をしているからです。


 もう少し掘り下げて言うと、“嫌われる源”を理解しないまま、コミュニケーションを取っているのです。これは、自分にとっても相手にとっても、非常につまらない時間となります。それなのに、社会人になって変に人の顔色をうかがうことを覚え、相手に一歩入り込むことをやめてしまいます。その結果“人と距離を取るのがマナー”と思い込んでいきます。つまり、本当の意味での“人からの好かれ方”を見失っているのです。


 笑伝塾の立ち上げ当初は“笑いは人間関係の素晴らしい潤滑油になる”という想いと信念から、笑いのスキルだけを伝えるつもりでした。しかし、受講生と接しているうちに、笑いのテクニックだけでは、笑いのあるコミュニケーションは生まれない、と思うようになりました。


 周りの空気も考えず、ただ単に“自分がウケたい”“目立ちたい”そういう人が多くいたからです。空気とは周りの人が思っている、目には見えない心の声です。それを感じ取る努力をしないで、真の笑いのコミュニケーションは生まれません。人は笑うと、警戒してグッと締めていた紐が一気に緩みます。心の扉が少し開くといってもいいでしょう。そこから初めて相手に心を許すのです。ですので、現在、笑伝塾は“相手の心をツカむとはどういうことなのか”を核に伝授しています。



 そもそもあなた自身は当たり障りのないことばかり言っている人を好きになりますか? 雑談の場面では、周りにどう思われようが、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いと正直に言える人のほうが、好感度も高く信頼もされやすいものです。


 読者のみなさんは、嫌いなものを嫌いなんて言うと、相手から嫌われるのではないかと思われるかもしれませんが、話の盛り上げ上手な人や、人気のある人は、本音を言う正直な人が多いものです。


 例えば、マツコ・デラックスさんがそうでしょう。テレビ番組でのことです。本人はカニが嫌いらしいのですが「そう言わずにこのカニ食べてみてよ」とスタッフに言われて、食べた瞬間「これ美味いか~? 私にはわからん!」と言ってスタジオで爆笑が起きました。


 一瞬、これは空気を読んでいない発言に捉えられるかもしれませんが、空気を読んでいるからこそ、正直な意見を言ったのです。穏便に無難なことを言って、万人受けを狙うと視聴者がシラけるのがわかっているからです。当然、シーンによって、建前と本音を使い分ける場面は出てくると思います。しかし、本音を言うべき場面で、建前が多いとなると、使い分けができていないということです。



 みなさんにも心当たりがあると思いますが、人と会話している時、多少“当たり障りのある”ことを言ったほうが、話が盛り上がりませんか?


 こういうことのできるコミュニケーション名人になるには、まず自分がオープンになることが大事です。「本当の自分」を少しも出さずに相手と仲良くなろうなんて、都合のいい話です。なぜかというと、考えていることがわからない人間ほど、相手にとって気持ち悪いものはないからです。本音やキャラクターを相手に見せることは、自分の取り扱い説明書を見せることと同じです。そのことによって相手は安心し、心を許すのです。


 本当の自分を出すことは勇気のいることですが、10人中10人に好かれようとしていたら、本当に相性のいい人まで逃してしまうことになります。


 そのことを理解するだけでも、あなたのコミュニケーションの取り方はガラリと変わります。


 本書では、私がプライベートで接したたくさんの人達や10万人の受講生達との、実際にあったやりとりとやシチュエーションにこだわって書いています。


 そうでないと、微妙な心の藤が伝わらないからです。いい人間関係は、あなたの人生を大きく変える可能性があります。



 本書で私が伝えることを実践するのは、他のコミュニケーション本より少し勇気がいるかもしれません。しかし、勇気を出して相手の懐に一歩入り込むことによる対価は、何物にも代えがたい、あなたのブレない自信になるはずです。

本当に人に好かれるとは、どういうことなのか?


 この答えがハッキリと見えることでしょう。ぜひ、グサッと傷つきながら、思いきり笑いながら読んでください。あなたのことを好きになってくれる人が確実に増えるはずです。

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