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ヤル気が出る! 本番で実力発揮! 受験に強くなる「自分」の作り方
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教育
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六章 自分から動ける「自分」を作れ!

『ヤル気が出る! 本番で実力発揮! 受験に強くなる「自分」の作り方』
[著]和田秀樹 [発行]PHP研究所


読了目安時間:17分
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周囲に振り回されずに、自分を貫くために


体験を「自分のもの」と感じられるようにしよう!


 「人事を尽くさずに(ヽヽヽヽヽ)天命を待つ」――他力本願の危険
「やるべきことはほとんどやりました。あとは神様、どうかヨロシク!」
「がんばったけど、やり残しがまだあります。うまくいきますように!」

 入試の直前に、神社で手を合わせる受験生の多くはこんな心境だろう。

 不安やプレッシャーが大きくなると、当たり前の“現実感覚”が狂ってくることもある。たとえば、「試験場に入ったとたんにスッカリ忘れたらどうしよう」などと、現実にありそうもないことを、本気で不安に思ったりする。

 こういうときは、不安をすこしでも鎮め、“当たり前の自分”を取り戻すことが大切だ。そのために、お守りを身につけるというのも、悪いことではない。

 先輩が受かったとき使ったエンピツ、彼女からもらったお守り、予備校の先生のサイン、アイドルの写真……。他人にとってはまったく無意味なモノでもいいのだ。

 それがあることで現実感覚を取り戻し、不安で何も手につかない状態から脱して、「自分」で動けるようになる。それがお守りの“効用”だ。

 しかし、他人やモノ、あるいは神様のようなものに頼る気持ちがあまりに強すぎて、逆に自分が動こうとしなくなるのは問題だ。
「自分」以外のものをアテにして、もっぱらだれか他人を頼ろうとすることを「他力本願」という。人間には、多かれ少なかれ他力本願的なところがある。「勝つも負けるも時の運」「果報は寝て待て」などのことわざも、人間の力が及ばない運や不運の存在を示している。

 しかし、これらのことわざは、「だから努力してもムダだ」といっているわけではないことに注意してほしい。「できるかぎりの努力をしたら、あとは……」という意味(「人事を尽くして天命を待つ」)が暗黙のうちに含まれているのだ。

 自分で動こうとせずに、「だれかがなんとかしてくれる」という「他力本願」は、受験生にとってちょっと危険な感覚だ。なぜ危険なのかを、“道徳的なお説教”ではなく、あくまでも精神科医としての立場から説明してみたいというのが、この節の大きなテーマである。


 「自分が」動いているという感覚がないから、がんばれない
「予備校に通っているから、なんとかなるだろう」
「この教師のいう通りにやれば、なんとかしてくれるだろう」
「いよいよヤバくなっても、運が強いオレなら本番で逆転できるだろう」

 受験生にありがちな“他力本願”に、こんな考え方がある。考え方というよりも、感じ方や感覚といったほうが正確かもしれない。

 そうやって楽観的な感覚でいたほうが、余計な不安にとらわれずに勉強に集中できる、というのならまだいい。

 しかし、それによって勉強に手がつかない状態になったり、いっこうに努力しない状態が続くのがマズいわけである。

 というのも、そこには、「自分がある」という感覚が抜け落ちてしまう危険があるからなのだ。

 日本語ではよく、「自分がない」という表現を使うことがある。人の発言にすぐ影響されてコロコロ意見を変えてしまう自分に対して、「オレは主体性がないなあ」という意味で「自分がない」などといったりする。
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