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身近な人間関係が深まる! ほめ言葉ハンドブック 家族・プライベート編
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生き方・教養
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chapter1 家族をほめるということ

『身近な人間関係が深まる! ほめ言葉ハンドブック 家族・プライベート編』
[著]本間正人 [著] 祐川京子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:24分
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家庭でこそ、ほめることが大切


 大切な家族が、いまよりもっと幸せになるために、できることはなんだろう……。そんなことを考えたことはないでしょうか。

 車を買ってあげる、旅行に連れて行く、洋服をプレゼントする、一緒に食事をするなど、人によってさまざまです。お金をかけるほど相手が幸せになるというわけではありませんが、ちょっと生活のグレードを上げるようなことをしてあげたくなるものです。

 でも、その前に大切なことがあります。それは、家族に言葉をかけることです。いつも一緒にいるからこそ、また身近な存在だからこそ、コミュニケーションを取ることが大切です

 そして、もっとも効果的なのが、「相手をほめる」ということなのです。
「家族なんだから、口に出さなくてもわかってくれているんじゃないか」と思うかもしれません。でも、自分に置きかえて考えてみましょう。あなたは、ほめられて嫌な思いをしますか? 職場で上司からほめられるのと同様、家族からほめられるとうれしいのではないでしょうか。むしろ、身近な存在だからこそ、余計にうれしいものです。

 身近な人からほめ言葉、感謝の言葉を受け取ったときの、ハートがほわんと温まるような感じというのは、それこそ他人からほめてもらうのとは、また違った感慨(かんがい)があるように思います。

 あなたがほめ上手になれば、奥さん(だんなさん)や子ども、親、周囲の人々をほめ上手にする可能性を高め、生きる力をアップすることにもつながっていきます。家族みんながより幸せに、そしてあなたが幸せになるためにも、ぜひ、家族をほめる習慣づくりをしていきましょう。

なぜ、家族をほめにくいか


 とはいえ、家族はなかなかほめにくいと思いがちです。あまりに身近な存在だからこそ、いろいろな感情が先に立って、知らず知らずのうちにブレーキをかけてしまうからです。

 なぜあなたが家族をほめられないのか、まずはその原因を考えてみましょう。そこからほめるためのヒントが見つかるかもしれません。

1 違いを認識しにくい

 人はいろいろな関係のなかで生きていますが、とりわけ「家族」「身内」はもっとも身近で大切な人間関係です。右も左もわからない幼いころから、少年になり、青年になり、やがて大人になっていく過程で、人格形成に一番大きな影響を与えるのが身内・家族です。

 身内や家族は、他人と自分の間に位置づけられる存在、他人よりも自分に近い関係にあります。しかし、家族といっても、夫婦はもともと血のつながりはありませんし、核家族化が進むなか、家族でも同居していないケースも少なくありません。ましてや親戚は、冠婚葬祭のときにしか会うことのない、もっと遠い存在であることが多いもの。それでも、他人ではない……。身内・家族というのは、微妙な位置関係にあるわけです。

 一方、身内・家族以外の人間関係は、経済的報酬とセットになっていることが多いものです。学校であれば、先生は生徒にものを教えることで、学校や地方自治体から報酬を受け取ります。会社であれば、上司は部下をマネジメントすることで、会社から報酬を得ています。これらは、経済的な合理性のなかに定義されている関係です。

 ところが、身内の場合、「ごはんをつくってくれた」「育ててくれた」「相談にのってくれた」など、一つひとつの行為に対してお金を払うことはありません。いわば無償の愛によって支えられている非経済的な関係です。こうした関係のなかでは、ともすれば、「なにかをやってもらって当たり前」という錯覚に(おちい)りがちです。親は育てるのが当たり前、親の務めだ、となりがちです。

 また、親は生まれたときから自分の前にいて、空気や水や重力や地面と同じように、()って立つ当たり前の存在になっています。ステージの上の主人公というよりは、背景の一部として風景に溶け込んでいます。そのため、自分と区別して認識するのが難しい存在になっているわけです。

 しかし、この「認識する」ということは、身内・家族をほめるうえでとても重要なのです。

 認識というのは「違いを見る」ということです。この本の文字が読めるのは、紙の色とインクの色が違うからこそ。人は無意識のうちに自分と相手を比較して違いを見つけ、過去と現在を比較して「変化」を認識しているのです。違いがあれば、認識しやすいし、ほめやすいのですが、あまりに身近な存在で「そこにいて当然」「なにかやってもらって当然」という感覚だと、そのありがたみや、よいところを他人のようにほめるのが難しくなってしまいます。
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