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(2021/11/26 追記)

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新・京都の謎
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歴史
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光悦寺 北区鷹ヶ峰光悦町

『新・京都の謎』
[著]高野澄 [発行]PHP研究所


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家康はなぜ本阿弥(ほんあみ)一族を鷹峯(たかがみね)に移したのか?

     家康から拝領した地に本阿弥光悦がたてた法華題目堂が、光悦寺のはじまりだ。




 ●京都のど真ん中にあった本阿弥家のふるさと


 鷹峯(たかがみね)の光悦寺――俗の世界に生きた個人の名が、そのまま、ずばり、お寺の正式名称になっている。皆無(かいむ)ではないにしても、めずらしいのではなかろうか。

 これはめずらしいとおもったあとは、光悦寺の、なにをみても、

 ――ああ、これは、なんと、まあ! おどろきの連続となる。

 光悦垣の名がついた、斜めのラインを強調した垣根の模様は、どうか。

 人間の意識というものは縦と横の二次元でできていればこそ安泰だ。安泰こそが美の根源だとする常識に、光悦垣の斜線は冷水ならぬ温湯をそそいでくれる。意表を突かれるけれども、不愉快ではない。新奇の発見への(いざな)いだから。

 光悦は書の達人であった。光悦様とよばれるその書風は曲線と直線、強と弱の無原則の組み合わせを、これでもか、これでもかとみせつけてくるわけだが、みせつけられる側が感じるのは、快感以外の何物でもない。
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