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(2021/11/26 追記)

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知らないと怖い! いい歯医者、悪い歯医者の見分け方
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くらし
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第4章 頭痛・肩こり・腰痛は咬み合わせが原因だった

『知らないと怖い! いい歯医者、悪い歯医者の見分け方』
[編著]丸橋賢 [発行]PHP研究所


読了目安時間:25分
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病気が治らなければ咬み合わせを疑ってみよう


 いまや日本人の大多数が、頭痛、腰痛、肩こり、首こり、耳鳴りに悩んでいると言っても過言ではありません。日常生活に支障をきたすこれらの症状は、大変つらいものです。

 頭痛や全身のこり、耳鳴りなどの症状を治すために、整形外科や耳鼻科に通院したり、ペインクリニックに通ったりしている方も多いでしょう。そうした医療機関では、原因を探るため、さまざまな検査が行われます。

 昨今の医学用の検査機器の発達はめざましく、従来のレントゲン撮影では診断が難しかったものでも、MRI(磁気共鳴画像装置)やCT(コンピュータ断層撮影)などを使うことで、高精度かつ立体的に病巣を見ることができるようになっています。診断の精度が格段に向上していることは、みなさんもご承知のとおりです。

 しかし、実際には、原因がはっきりしないまま、症状が改善しないケースが多いようです。たとえば、腰痛の原因は、背骨のあいだでクッションの役割を担う椎間板(ついかんばん)や腰の関節、筋肉の異常と考えられています。しかし、腰痛を訴える人をレントゲンなどで調べても、ほんとうの原因はわからないことが多く、腰痛の八割が原因不明と言われています。

 このように、各種の検査でも異常が見つからないとか、いろいろな治療や腰痛体操を行ったり、姿勢を改善したりしても治らない場合には、まず咬み合わせを疑ってみることです。腰痛だけでなく、頭痛や肩こり、首こりも同様です。

 というのも、こうした症状の原因の多くが、咬み合わせにあるということが私たちの研究からわかってきたからです。咬み合わせとは、言うまでもないことですが、自分の歯や補綴物、入れ歯などの上下の歯の咬み合いのことです。ほかにも、耳鳴りや手足のしびれ、ひざの痛みなど、咬み合わせと関連があるのに関心がもたれていない症状はたくさんあります。

 長いあいだ原因がわからず、薬を飲んでもよくならない不定愁訴の原因が咬み合わせにあったことが、私たちのもとに通うようになってはじめてわかったという人がいま増えているのです。

顎偏位症(咬合関連症候群)はこんな症状を引き起こす


 顎偏位症とは、あごが(かたよ)った位置にあることでさまざまな問題が起きる病気ですが、まだ一般的な病名としては認められていません。同じような病気を、一部の歯科の学会では「咬合関連症候群」と呼ぶこともあります。

 顎偏位症のおもな症状は、次のとおりです。

 あごの痛み、開口障害、関節雑音、咀嚼(そしやく)嚥下(えんげ)障害

 頭痛、首こり、肩こり、背中のこり、腰痛、股関節の痛み

 手足のしびれ、感覚の低下、冷え

 耳鳴り、めまい、目の疲れ、目の痛み(目の奥の痛み)

 息苦しい、動悸、のぼせ

 集中力の低下、イライラ、疲れやすい

 不安、不眠、無気力、うつ症状

 生理痛、生理不順

 味覚障害、聴覚障害、嗅覚障害

 咬み合わせが乱れると、あごがずれて偏った状態になります。これが常態化すると、無理な咀嚼をするようになったり、あごや首のまわりの筋肉に異常な緊張を強いたりすることから、さまざまな症状が引き起こされるのです。

 あごのズレは筋肉に持続的な緊張を強いるため、肩や首、背中のこりや痛みを生じさせ、緊張性の頭痛を生みます。また、あごの関節にも無理を強いるため、口を開け閉めするときの違和感や痛み、さらにはあごの関節に近い耳にも影響をおよぼし、耳の閉塞(へいそく)感や耳鳴り、難聴を引き起こします。

 それ以外にも、あごのズレが全身の重心を狂わせ、脊柱のゆがみや神経の圧迫をもたらすことがあります。そうなることで、手足のしびれ、腰痛、膝や股関節の痛みが生じるのです。

 なお、一人ひとりの体格や生活習慣などにより、症状の出方が異なります。また、あごがずれて無意識のうちに緊張状態が続くと、精神に異常をきたし、無気力やうつ症状が出ることもあります。

 顎偏位症と似たような病名に、顎関節症というのがあります。おそらく、この病名を聞いたことがある人のほうが多いのではないでしょうか。これはその病名のとおり、あごの関節を主とした診断で、あごの関節の痛みや違和感、咀嚼筋の異常をともなうものです。

 顎関節症は、いくつかの原因によって型に分類され、型はそれぞれ原因が筋靭帯、関節などに分かれています。しかし、型については異なった分類がなされ、顎関節の異常症状、そのほかの精神症状、頭痛や全身のこりなど、不定愁訴をあわせて訴えるものになっています。
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