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守護霊さまのメッセージ(大和出版) 「魂鏡の法則」があなたを本当の幸せに導く
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生き方・教養
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第1章 魂の課題と輪廻転生

『守護霊さまのメッセージ(大和出版) 「魂鏡の法則」があなたを本当の幸せに導く』
[著]スピリチュアルハーモニー [監修]小林由起子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:34分
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私たちは、
課題をやり直しに
「この世」にやってきた



前世から持ち越してきた
テーマがある


原因不明の痛み



 私たちの魂は、この地上界で人間としての人生を繰り返しながら、様々な課題と向き合い、その課題を克服することで魂を成長させていきます。そして克服するべき課題を果たせなかった時、その課題は転生した次の人生での課題として持ち越されていくのです。人生において大きな困難にぶつかった時、もしかしたらその困難は、前世から持ち越している課題を映し出しているものかもしれません。


 この後に出てくる事例は、実際の霊視カウンセリングにお越しいただいたご相談者の悩みが、前世から持ち越してきた課題を映し出す「魂鏡」だったという話です。



 原因不明の痛みに苦しみ、病院で検査を受けても何も異常がない。何か霊障害ではないか心配になり、霊視カウンセリングを受けにくるご相談者も定期的にお見受けします。


 その日、霊視カウンセリングを受けにきた横溝安祐美さん、32歳。安祐美さんも、2年ほど前から体に様々な不調を感じ、いくつかの病院で検査を受けたものの、何も異常が見つからず、しかし、通常に生活することがとても苦しいレベルにまで精神的に追い込まれ、スピリチュアルハーモニーを訪ねてきたのでした。



 安祐美さんは席に着くや否や、早々に「声が出しにくくてすみません」と小さな声で話しました。

「風邪ですか?」とお聞きしたところ、

「いえ、実はこれが相談したい内容なんです……」と話し始めました。

「私は、喉の詰まり感がひどく声が出しにくいんです。呼吸も苦しく、食べ物を飲み込むのも違和感があり、今はお仕事も休んでいます。いつ復帰できるかもわからず不安です。最近は自宅からあまり出ることもなくなり、自分自身が世間からどんどん離れていくようで恐くなり、この状況をどうしたらいいのかわからないんです」と、うつむきました。


 私はお話を伺いながら、同時に霊視にて、何が原因であるのかを探していました。こうした場合、まず、体を取り巻いている気の流れや、オーラエネルギーの状態を霊視していきます


 まずは、安祐美さんのお体の状態にフォーカスしていきました。喉のつまり感、呼吸困難、飲み込みの違和感……、しばらくすると原因となっているもののビジョンが見えてきました。

「私は我慢しなくてはいけない、声を出してはいけない、感情を感じてはいけない」


 身体からこのような声が聞こえ、さらにその声に意識を集中させると、ぼんやりとある情景が現れたのです。私は安祐美さんにお伝えしました。

「今から安祐美さんの症状の原因となっている事柄を霊視で見ていきたいと思いますので、少しお時間をくださいね」


 そう言い、霊視を続けました。


守護霊さまが
課題を教えてくれる



 目の前に見える風景は、古代……。場所の特定はできないけれど、西洋です。数千年前であろうということが感覚的に伝わってきました。


 街並みが見え始めました。市場のような人の賑わい、建物はどこも石造りで、そして、石畳のような道。道行く人は、買い物でしょうか、かごのような入れ物に食料を入れ、またある人は水瓶のようなものを馬車で運んでいます。そこにはその時代の人々の生活が映し出されていました。


 そう、これは現世ではなく、「前世」のビジョンです。安祐美さんが生きた「前世」が映し出されているのです。霊視で受け取る前世は、相談者さまが、今、この現世に克服すべき課題を持ち越してきている前世。


 人の魂は何百回と生まれ変わり、輪廻転生を繰り返していますが、すべての前世が今を生きるこの現世にリンクしているわけではありません。この現世に持ち越してきている課題、カルマのある前世を、守護霊さまを通して受け取ります。そのカルマを持ち越している前世には、今、生きるべき、克服するべき課題が含まれているのです。



 見えている街並みからさらに集中しました。


 目の前には10代後半でしょうか、美しい女性が見えました。この女性こそ、この前世を生きた安祐美さんです。


 女性の名前はアリア。アリアは優しく慈悲深き女性。両親が営む布を織りあげる家業を手伝いながら、街の人々に歌を聴かせ、喜んでもらうことに幸せを感じていました。


 小さなこの街の人々にとってアリアはなくてはならない存在。街の人々が生活の中で感じる苦しみや悲しみ、そんな心にアリアの歌声は癒しを与えていたのです。



 アリアと街の人々との別れは突然にやってきました。アリアの存在はこの国の支配層の人々の耳にも入るようになり、アリアは身分の高い人々の集まりの中で歌を披露させられることになったのです。その歌声の美しさ、容姿の美しさに魅入られた王は、王宮にアリアを迎え入れることにしました。


 それはアリアにとっては決して喜ばしいことではありませんでした。アリアは王宮に入ることにより、一切外部の人々との交流を禁止させられたのです。


 身分制度のようなものもあり、王宮内で王に仕えている他の女性たちよりも、芸術に関わる才能を持っているものは上とされていて、アリアは歌の才能により特別な階級が与えられました。そこからアリアの人生は過酷なものへと変化していったのです。


 王に寵愛されたアリアは、王宮内の女性たちから嫉妬の目を向けられ、陰湿な嫌がらせを受け続けることになりました。しかし、それに耐えるしかなかった。この場所を出ることもできないのです。綺麗な衣装をまとわされ、王を楽しませるためだけに歌い、尽くす、何の自由もない生活。


 華やかな王宮の生活とは対照的にアリアの心はどんどん闇の中へと閉ざされていきました。


 アリアは、このような生活は望んではいませんでした。たとえ豊かではなく貧しくても、一生懸命に生きている街の人々と関わり、自分の歌を聴いた人々が苦しみから一時でも解放されるのであれば、こんなに嬉しいことはないと思っていたのです。


 そんな願いはもう叶うことはありません。籠の鳥のように、自由に生きることもできず、アリアからは笑顔が消えました。自分の気持ちを出すこともできず、感情を閉ざしたのです。感情を閉ざさないと、心を感じないようにしないと、絶望から死にたくなるからでした。



 ただ、ただ、王に従わなければならない、女性たちの嫌がらせに耐えなければならない。

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