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やさしい人 どんな心の持ち主か
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生き方・教養
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三、ヒナギクの教え

『やさしい人 どんな心の持ち主か』
[著]加藤諦三 [発行]PHP研究所


読了目安時間:15分
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 草の中に埋もれていても、まっすぐにお日さまを見あげている

 野原に行ってお花を()んで、それを自分のまわりに置いて、「キレイでしょう」と自慢する子がいる。

 お花を一人で全部摘んでしまう。

 皆は不満になる。

 先生が、「一人で得意になっていて、皆のことが気にならない?」と聞くと、「ぜんぜん」と言う。

 せっかくきれいな花を楽しみたいのに、その子が摘んでしまったから、皆は花を楽しめない。

 皆は不愉快である。

 しかし、その子は一人でいい気になって、「キレイでしょう」と自慢する。

 この子のように、人に嫌われることをしながら、人から尊敬されようとしている人がいる。

 先生に言われたときに気がつけばいいのに、()()って、「悔しかったら自分だってとればいいじゃない」と言う。

 そこでますます嫌われる。


 ある大学の同窓会である。

 学長が出席していた。

 遠くから若い同窓生が、いかにも親しげに「○○さーん」と声をかけた。

 彼は、学長との近さを周囲の皆に誇示(こじ)したのである。

 でも、皆から失礼な人と思われただけ。

 新聞記者などで、よくこのタイプがいる。

 大政治家に、「今日一杯いきますか」などと同僚のような口をきく。

 そういうときには、必ず周囲に人がたくさんいる。

 ()れ馴れしさで周囲に自分をアピールしたが、イヤな奴と思われただけ。


 お花を摘んでしまった子もこうした人々も、皆、満足していない。

 このように、自分が自分をうけいれていない人は、得意になっているが、嫌われる。

 では、自分が自分をうけいれているとは、どういう状態をいうのであろうか。

 それを示すのにいい話が、アンデルセンの童話の中に出てくる。

 それは、「ヒナギク」という話である。

 田舎(いなか)の道端に、一軒の別荘がある。
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